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サマースクール 2020.07.12
サマースクールおすすめプログラム≪染め紙うちわ≫
≪染め紙うちわ≫は、和紙を折って染料につけ、にじみを活かした鮮やかな模様を作る伝統技法「染め紙」を竹の骨にはりつけて作ります。
この「染め紙」は人気プログラムで、昨年・一昨年も多くの方に楽しんでいただきました。
その魅力はなんといっても「予測ができない」こと。
和紙を折りたたむときにはどんな模様になるか想像もつきません。
じゃばら折りになるように、折って、ひっくり返して、どこを折るんだっけ?
ちょっと頭を使う場面もあるかもしれません。
折り終わったら今度は、染料につけます。
どこにつけよう?何色をつけよう?
このときにもまだわかりません。
つけた色同士がどう関わるのか、どきどきしますね。
つけ終わったらそうっと開きます。
驚きの瞬間です!
思わず歓声をもらす人もいます。
子どもだけでなく、大人も感動です。
ちょんとつけただけなのに、模様が紙全体に広がっています。
ドットのように色がかわいらしく並んでいたり、青い色と黄色い色が混じり合って緑色になっていたり。
折り目に合わせて色が滲んで、格子状になっていたり。
同じ折り方で、同じ色をつけても、同じ模様は二度とできません。
絵が苦手、手先が不器用。そんなことは関係ありません。
「どうなるのかな?」と想像すること。
「こんな模様ができた!」と驚き喜ぶこと。
それらを「うちわ」という形に残して、いつまでも覚えていること。
創作の楽しさが詰まったプログラム、おすすめです。
詳細・お申込は こちら
天野美穂
(2019年度サマースクール 染め紙の様子)