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ピアノクラス 2011.07.07
ピアノレッスン日記 №118
大田桜子作曲 「12匹の恐竜たち」
いわゆる「西洋音楽」では12個の音を使います。
ドレミファソラシの7つの音と、シャープとかフラットをつける、半音の5つの音。
あわせて12個。
12個の音一つ一つを1匹の恐竜に見立てて、「12匹の恐竜たち」は作られています。
とても「現代的な」響きのする曲です。
これ、やってみよう! と先生からもちかけられたももちゃん。
先生の演奏を聴くなり、
「え。。」と、目が点に。
こんな響きのする変わった曲、やったことがないのです。
いったいどこから手をつければよいのか。
こういう曲のときは、まず、分析しましょう。
4ページの曲をいくつかの部分に分けます。
もちろん「なんとなく」ではないですよ。そして「機械的に何小節ごと」でもないですよ。
曲の感じをつかんで、分けるところを探します。
次に、「同じところ探し」をします。
一つの曲は、すべての小節が新しいことの連続ではありません。
同じ小節、似ている小節、たくさんあるのです。それを探します。
分析をすすめると、だいぶ曲の骨格がみえてきました。
それから宿題の部分を決めます。
この曲の場合、「頭から何ページまで宿題」とするのではなく、部分部分を切り取って練習をしてきてもらいます。
そして、指の動きが難しいところもあるので、そういう部分も拾い出して、そこだけ徹底的に繰り返し繰り返し練習をしてきてもらいます。
さあ、おうちでの練習がうまく進んだでしょうか?
まもなく、ももちゃんのレッスンです。
ピアノクラス 溝尻雅子