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アトリエぱおとはBlog

イラスト:リンゴ

イラスト:絵具と人物

2013年以前の記事 2011.11.23

秋のモチーフ

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展覧会も終わり、ぱおのキッズクラスはレッスンが始まっています。
展覧会前は、段ボールの家や共同制作などのボリュームのある工作が続いたので、展覧会明けはちょっと落ち着いて絵に取り組みます。
秋らしい柿やゆず、栗などの秋の味覚や紅葉した落ち葉などの「秋のモチーフ」をよく観察して描きます。

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こういう季節感のあるモチーフは、いつでも手に入るわけではありません。今日は入手できても、1週間後にはもう手に入らないものもあります。昨年は紅葉した落ち葉を描きましたが、今年は落ち葉はまだ色づいているものが少なかったのです。栗ももうシーズンが終わっていて、探してやっと見つけました。
かわりに、刀川先生のご実家の柿と柚子が豊作だったので、たくさんモチーフに提供していただきました。

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なので、使った画材もクラスによって違います。モチーフが変われば、合う画材も変わって来るからです。
水彩絵の具、墨、パステル、色鉛筆などいろんな画材とモチーフで取り組みました。
季節のモチーフは、その時期に手に入る最もいいモチーフを描かせてあげることが大切です。旬のものは食べてももちろん美味しいですが、色も形も当然ながら美しいからです。
子どもたちの本気を引き出すのは簡単なことではありません。良いモチーフ、モチーフに適した良い画材、適切なアドバイスと指導があってこそ、子どもたちは本気を出して制作に取り組む事ができるのだと思います。


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なので、いつもなかなか予定が立ちません。
できるだけ急いではおりますが、レッスンスケジュールの配布が遅くなり、いつもご迷惑をおかけしてすみません。
毎年同じ事をやっていれば、スケジュールはすぐに決められますが、それでは子どもたちの本気を引き出せません。同じプログラムであっても、画材を変えたり、切り口や狙いを変えてたりして、前にやったことのある子でも新鮮な気持ちで取り組める工夫をしていますので、どうしても時間がかかってしまいます。
よいプログラムを提供するためですので、ご理解いただけると幸いです。


画像は安佐南教室木曜日クラスの様子です。

浅原