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プチクラスキッズクラス・ジュニアクラス 2022.06.15
陶芸作品ができるまで №1
6月のこどもクラスは「陶芸」です。
プチクラスは1週目は土をこねこねして遊んで、2週目で作品を作ります。
キッズクラスとジュニアクラスは、1週目で、どんな作品をつくるかそのコンセプトを考えデザインを描き、2週目で作品を作ります。
陶芸は、作品を作る前後にすべきことがたくさんあります。
まず、先生は、レッスンのための研修をします。
陶芸などの「工芸」は、制作方法や手順などに制約があります。難しいところもあります。
どうやったら子どもたちがストレスなくモノづくりを楽しめるか?
よりよいレッスンにするために、講師陣が試行し研究します。
レッスンで使う粘土の準備もあります。
切り分けたり、重さを量ったり、丸めて袋に入れたり。
そしてレッスン後は作品の手当てをします。
①作品の裏に名前を彫る。
名前は大事。
作品は乾燥中と焼成中に縮んでしまうことと、焼成後に色が変わること、そして焼成後に作者に渡すまでに1か月くらいかかることから、作品の印象が変化して作者もどれが自分のものかわからなくなることがあります。
②ちっちゃな出っ張りやギザギザになっているところ(いわゆる、「バリ」と言われるもの)を濡らしたスポンジで滑らかにしたり、道具を使って削ったりする。
その理由は、そのバリから作品の破損につながることがあること。
バリが残っていると作品を触るときに手をケガしてしまうことがあること、机などを傷つけることもあること。
③ジュニアクラスでは、新聞紙を芯にして作品を作っています。その新聞紙を抜く。
その理由は、新聞紙だから焼けば燃えて灰になるからそのままでもいいのだけれど、燃えるときにすすや煙やにおいが出て環境によくないから。
これらのことは、生乾きのときにやります。乾いてしまったらもう、いじれないから。
これらの作品の手当てが終わったら、ゆっくり乾燥させます。
作品の乾き具合を頻繁に丁寧にチェックします。
乾燥具合を調整するために新聞紙をかけたり外したり、空気をゆっくりと循環させたり、
それはまあ手間がかかることです。
なんの手当もせずにおいておくと、作品の厚みの違いからひびが入りぱっくり割れてしまうことがあります。
そのようにして割れたものをレッスンでみんなに見せたね。
そうならないように、先生方はていねいに状態をチェックします。
そして、窯場へ。
つづく