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2013年以前の記事 2010.12.19
点描画
「スタンピング」のレッスン、ジュニアクラスは「点描画」に挑戦しました。
「点描画」とは、色をパレットで混食せずに、独立した色のまま点で表現する画法で、後期印象派のフランスの画家、ジョルジュ・スーラが有名です。画像を見ていただければわかりますが、線も色面もすべてを「色の点」で表現するのです。
近くで見るとただの独立した色の点の集合です。でも離れて見ると色たちは鮮やかに混ざり合います。
絵画における色は混ぜると鈍くなりますが、点描の場合は画面上で混ざるのではなく、見る人の目の中で混ざるので鈍くならずに鮮やかなまま混食されるのです。
ひたすら点を打っていくので、制作風景は恐ろしく地味ですが、完成作品は小さくても輝いています。
根気のいる作業ですが、皆シーンとして作業に没頭しておりました。