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アトリエぱおとはBlog

イラスト:リンゴ

イラスト:絵具と人物

2013年以前の記事 2009.04.25

YOUTHクラス抽象表現実習

こんにちは 玉田です。

今日はYOUTHクラスで抽象表現実習をしましたのでその様子をレポートします。ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)

今回の実習では、作家の笹井孝太さんに特別講師をお願いしました。
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この実習は実は先週第1回目があり、笹井講師の作品に対する想いや、抽象作品というものをどうとらえているかのレクチャーをきいたり、自分を表現することを目的にテクスチャーを意識しながら油絵具を画面に塗ってみる体験をしましたアート
CIMG6122.jpg DSCF9075.jpg

第1回目はみんなで1つのキャンバスに着彩しましたが、今回は本番なのでひとり1つのキャンバスがあります。
そして“自分を表現するための作品はサイズから自分で決めた方が良い”という笹井講師の意見により、ひとりひとりが自分を表現するのに適していると考えたサイズのキャンバスを使用しました。

さあ制作開始exclamation
みんなどんどん色をつけていきます。
CIMG6107.jpg CIMG6108.jpg CIMG6110.jpg CIMG6112.jpg CIMG6133.jpg
こちらから与えたテーマなどはありません。
ひとりひとりの個性が感じられますね。
30分以上この過程を続けていくと、だんだんキャンバスに白いところがなくなって汚い感じのいろで覆われていきます。。
みんなから「疲れたふらふら」「もうやることないがく〜(落胆した顔)」などのささやきが聞こえ、ぐったりな雰囲気になってきますあせあせ(飛び散る汗)
しかし、笹井講師曰く、ここからが本番exclamation×2
一通りやり切った感のあるこのキャンバスに、どうやってさらに表現を試みるのか。その苦悩の先から生まれてきたものにこそ意味があるのです。
とにかく15分くらい頑張って塗ってみよう!!きっと画面に変化があるよ、という言葉を信じみんなはまた画面に表現を試みました。
するとすると、、、
CIMG6115.jpg CIMG6116.jpg CIMG6121.jpg
指で絵の具をいじってみたり、ラップでテクスチャーを作り込んだり、筆で絵の具を散らしたり・・・。みんな様々な表現方法で画面との対話を繰り広げました。

その後、一休みして最後の追い込みです。
今のままだと画面がカッコよすぎるのでもっともっと手を入れてみよう!ということで、さらに絵の具を拭きとったり、ナイフでひっかいたりと仕上げに入りました。
CIMG6127.jpg
それを20分ほど続け、いよいよ完成です!

同じ絵の具、同じ道具を使って、こんなに幅の広い作品ができあがりましたぴかぴか(新しい)
CIMG6128.jpg
何度も悩んだり苦しんだりを乗り越えて完成した作品です。
色やタッチが何層にも重なり、とても深みのあるものとなりました。

なかには次回のレッスンでもっと絵の具を重ねたいかわいい、なんて子もるんるんるんるん

“具象はうまくやろうとすれば嘘がつける、でも抽象は描けば描いただけ自分が表現される、輝いて自分に返ってくる”という笹井講師の言葉が印象的でした。

普段の絵画や工作では味わえない貴重な体験ができた実習でしたぴかぴか(新しい)