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ピアノクラス 2009.06.04
ピアノレッスン日記 №94
こんにちは ピアノクラスの溝尻です。
小学生のAさん。
ピアノ歴はそこそこあります。
ピアノ大好き。まじめ。弾いてみたい曲はたくさん。
いろいろと習い事をしているので忙しいけれども、
できるだけ毎日練習するようにしている。
・・・ですが、実は、上達は遅い方です、たぶん。
どこにその原因があるのか。
演奏しているとき、なんだかバタバタしています。
そして、音を間違えて弾いているということになかなか気づくことができません。
第1の問題点。バタバタ。
これは、もしかしたら、練習している曲がAさんの実力に見合っていないからかもしれない。
そこで、易しい曲を中心に取り組むことにしました。
すると、演奏するときに余裕が生まれ、落ち着いて弾くことができるようになりました。
生徒さんには、がんがん進めていきたいタイプと、弾けるようになった曲をしばらくの間のんびり楽しみたいというタイプがあります。
Aさんはどちらかというと後者なのでゆっくり進めてみることにしました。
第2の問題点。間違った音でも気づかない。
これは、どうすればいいんだろう。。
有効な解決策が見当たりません。
たとえばシャープをつけるべき音をシャープをつけずに弾くと、
明らかに音楽の流れがおかしいのですが、
指摘してもなかなか気づきません。
Aさんは絶対音感の持ち主ではありません。
ただ、絶対音感の持ち主の方が圧倒的少数なので、絶対音感がないからといってあきらめてはいけない。
正しい音感を身につけるために、音楽をたくさん聴くことをしてみようと思いました。
Aさんは車で移動することが多いので、
車の中で音楽CDをかけることをお母さんに提案。
快く受け入れてくださり、ピアノ曲やオーケストラなど、習い事などの行き帰りに車の中で聴いています。
効果はすぐには表れないかもしれないけど、Aさんの音楽大好き・ピアノ大好きの芽を摘むことなく、大事に育てていきたいと思います。
ピアノクラス 溝尻雅子