アイコン
アトリエぱおとはBlog

イラスト:リンゴ

イラスト:絵具と人物

2013年以前の記事 2009.08.07

クレイアニメ

アニメ09-4.jpg


こんばんは。キッズクラス講師の浅原です。
8/2のブログでのクイズの正解発表です。(ぞの記事はこちら→http://a-pao.seesaa.net/article/124846081.html)
答えは、夏の工作教室「サマースクール」の超人気プログラム「クレイアニメ」
今日はその初日のクラスのレポートです。

会員限定予約期間の初日で全クラス満席となり、2クラス増設するも、あっと言う間に満席となり、各クラスにキャンセル待ちが何名もいるというプログラムだけあり、参加する子どもたちも部屋に入ってくる表情が違います。
「気合い充分」とでも言いましょうか。つまり、やる気満々なのです。


アニメ09-22.jpg


制作は、6人での共同制作。つまり6人で1本のアニメーションを作ります。
アニメーションは「コマ撮り」と言って、1コマ撮影したら少し動かし、また撮影したら少し動かしという作業を延々と繰り返します。
ちなみに、テレビ映像は1秒間に30コマ動きます。ということは、テレビアニメと同じに作ろうと思ったら、1分間は60秒なので1800コマ。CMとかはぶいて20分間の作品にするには、36000コマ!必要です。
36000枚の写真を撮ることをイメージしてもらえると、どれだけ膨大な時間がかかるのかが、わかってもらえると思います。
でもさすがに1日でそこまでは作れないので、1秒5コマで撮影しています。目標は30秒。ということは、150コマとなります。

アニメ09-210.jpg

ぐっと少なく感じるかもしれませんが、ぱおのクレイアニメは撮影だけするのではありません。
キャラクターデザイン。
フィギュア制作。
撮影。
効果音入れ。
音楽入れ。
と、アニメーション制作のほぼ1から10までやるのです。撮影に使える時間は1時間から1時間半が限界。5時間半のプログラムですが、お昼ご飯も急いで食べないといけないくらい大忙しなのです。

アニメ09-25.jpg アニメ09-24.jpg

けれども、自分の作った作品が、生きているように動く。というのは、すべてのクリエイターの夢です。それは子どもたちだって同じです。小さくても立派なクリエイターですから。
写真を見てもらえるとわかりますが、表情は生き生きとしています。楽しいからこそ、5時間半も制作し続けられるのです。

共同制作ということは、チームプレイです。それぞれが声をかけあって制作する姿は、ちょっとした運動部のようです。

できあがった作品は、私、浅原が編集し、全クラスの5クラスの作品をまとめて、DVDに焼き、お渡しします。
9月はじめになると思いますが(編集やDVDオーサリングが実はけっこう大変なんです)
皆さん、楽しみに待っててね。

浅原