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ピアノクラス 2008.05.08
ピアノレッスン日記 №59
今日はゆうちゃんの初めてのレッスン日でした。
ゆうちゃんは1年間ピアノを習っていましたが、
実は楽譜がほとんど読めません。
そして、ピアノを弾くときに鍵盤から目を離すことができません。
まず、この2点をなんとかしよう
その楽譜を読めるようにする
五線譜の上にのっかている黒いまる。
そのまるが五線のどの位置にあるかで音の高さを判断するなんて、
冷静に考えてみれば無茶な話ですよね。
でも、楽器を演奏できるようになりたいなら、
この無茶な話から逃げるわけにはいきません。
あまり一度にやってしまうと混乱しますから、
少しずつ、でも確実に覚えていきましょう。
カードを使ったり、紙に五線を引いてまるを書いたり、
手をかえ品をかえ、頑張って覚えます。
その鍵盤を見ないで弾く
これは、最初が肝心なのです。
鍵盤を見て弾くクセがついてしまうと、
なかなか見ないで弾けるようにはなりません。
ゆうちゃんも、ちょっと苦労するかもしれません。
どうして鍵盤を見ないほうがいいか。
ひとつには、鍵盤を見て弾く=楽譜を見ないで弾く
という図式からもわかるように、譜読みの力がつかないからです。
もうひとつの大きな理由は、鍵盤の位置や音の隔たり
(たとえば、ドとソならどのくらい指を拡げればドとソを弾く事が出来るか)を、
目で確認しなくてもわかるようになったほうがいいからです。
ピアノの鍵盤は全部で88鍵あります。
これを一度に全部見ることはできません。
いちいち目で見て確認しなければ弾けないようでは、
初歩のごく簡単な曲ならいいですが、複雑になってくるといずれ弾けなくなります。
これらのことは、曲の全体像をつかんで流れるように弾けるかどうかということに密接に関係してきます。
初めのうちは思うように弾けないかもしれないけど、
ちょっとずつでも前に進んでいこうね。
楽譜は必ず読めるようになるし、
絶対に、好きな曲をかっこよく弾けるようになるからね
ピアノクラス 溝尻雅子