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アトリエぱおとはBlog

イラスト:リンゴ

イラスト:絵具と人物

中高生クラス・おとなクラス 2008.11.11

マレーシアンバティック実習

こんにちは 玉田です。
最近ぐぐっと冷え込んできましたね。
毛布だけだと明け方寒くて足がつります…。
そろそろ掛け布団をださないといけませんね。
みなさん、風邪などひかぬよう、お気をつけください!

さて、今日は10月~11月にかけて3週にわたってYOUTHクラスで行った、マレーシアンバティック実習の様子をまとめてお送りいたしまするんるん

ところでみなさん、バティックというものをご存じですか?
バティックというのは簡単にいうとろうけつ染めのことです。
日本の友禅染なんかが、かなり近いものですね。
友禅染との大きな違いは、チャンチンという道具を使いロウで防染するところです。

1週目はバティックの歴史や道具について学び、その後2週目で使う材料の下準備やハンカチのデザインを考えました。
下の写真はそのときの様子です。
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練習用のさらしを切ったり、染料を水にといておく作業をしています。
デザインは 染め物のデザイン集を参考にしたり、自分の普段からのアイデアを形にしたり、皆それぞれのやり方があるようでした。


さて、ここまでが1週目。
2週目はいよいよハンカチを防染し、染料でそめていきます。
ここが今回の実習で一番大変で、でも面白いところぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)

2週目からはマレーシアンバティック作家の出岡講師にレッスンをお願いしました。
まずは、ハンカチの 染料を染み込ませたくない部分(最終的に白く残るところ)に溶けたろうを引いていきます。これをロウ引きといいます。
ロウはチャンチンという道具をつかってひいています。
チャンチンは柄の先に 細い口のでた小さな金属の入れ物がついていて、そこに溶けたロウをすくって入れるとその口からロウが少しずつ出てくる仕組みです。
すくってから素早く描かないとロウが固まってきて口が詰まってしまい描けなくなってしまいます。
けれど、早くかきすぎると水っぽいロウがドバドバでてきて線が太くなったり、余計なところに垂れたりしてしまいます。
ここがバティック実習で一番難しい工程ですがく〜(落胆した顔)
でもすこし失敗があっても、それがまた作品のイイ味になるから大丈夫exclamation×2怖がらずにやりましょう。
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最後に裏までロウが染みているか確認したら、次の作業へ!

ロウ引きも結構大変ですが、ここからはさらに重要な染めの作業に入っていきます。
ロウ引きの後、ハンカチを折りたたんだりできないので同じ日に一気にやってしまいます。
染料はどれも透明感があって綺麗な色をしているので、やっていてとても楽しそうです。
また出岡講師がにじみのデモンストレーションをしてくれたので、みんな綺麗なにじみを目指して頑張っていました。
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大変だった2週目を経て、もう完成した気になってしまいそうですがここからが最後の仕上げの作業。
2週目にできたハンカチは、まだ染料が生地に定着していないのでまずはこれを定着していきます。
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定着液は強いアルカリ性なのでなるべく肌につかないように…。
その後アルカリ性の液を中和してから水でよく洗い流します。 
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泡がぶくぶくして楽しそうです。
最後にロウ引きしたロウをお鍋の湯で溶かし、乾かしてアイロンをかけたら完成わーい(嬉しい顔)わーい(嬉しい顔)わーい(嬉しい顔)
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3週目は染料を定着させている間や中和させている間に時間ができるので、そのあいだは出岡講師の作品を鑑賞しました。
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出岡講師はこの日の為にマレーシアへ修行に行ったときの写真や過去の作品集を持ってきてくれました。
すごく手が込んでいて、同じバティックとは思えませんでした。。。びっくりexclamation×2

最後にみんなで作品を並べて講評をしてもらいました。

充実した時間が過ごせた素敵な実習でした。
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ぱお展での展示が本当に楽しみ黒ハートです。
みなさま、期待していてくださいねexclamation×2exclamation×2