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ピアノクラス 2007.10.04
ピアノレッスン日記 №３５
先生、好きな人、おるん？
レッスン室に入ってくるなりドキっとする質問。
どうこたえようかと思案していると、「私ね、おるんよ」
そっかそっか、先生のことが聞きたいんじゃないんだ、自分のことが話したいのね。
ピアノ教室の先生というのは、親とも違うし学校の先生とも違う、なんだかホッとする相手なのかもしれません。
恋の相談がとびだすこともあります。
バレンタインデー
が近づくと、結構その筋の話で盛り上がります。
「おかあさんには言わんといてね」の条件付で。。。
さて、冒頭のドキっとする発言の生徒さん、今週の練習はどうだったでしょうか。
彼女は負けず嫌いで、慎重派。
うまく弾けない自分をさらけだしたくない。
だから、ピアノの前に座ると、宿題の曲のうち、どれとどれに自信があって、どれがうまくいかなかったか、その説明が始まります。
自信のある曲なのに譜読みを間違えていてもう１週間宿題になったりすると、本当にがっかりしてしまいます
この生徒さんは気を取りなおして次のレッスンまでしっかり練習して完璧にしあげてきますが、
なかにはできない自分が悔しくて泣き出す生徒さんもいて、てこずることも。
私は基礎はおろそかにしない方針なので、泣こうがわめこうが、譲らない一線は守ります。
新しい曲は最初が肝心です。
譜読みをていねいに、指使いにも注意を払って、練習してきましょうね。
ピアノクラス 溝尻雅子
