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ピアノクラス 2006.06.29
ピアノの練習は毎日どのくらいすればいいですか
ピアノクラス担当の溝尻です
ピアノの生徒さんのお母さまからの代表的な質問が「練習時間をどのくらいとればいいですか」というものです。
時間を長くとればいいというものでもありませんが、
あまり短いとお母さまとしては心配になりますよね。
私は、つぎのように考えます。
ピアノに限らず、楽器の演奏技術を習得することはたやすいことではありません。
その楽器に一日でも早くなれるために、まずは、毎日練習することがなによりも大切です。
ピアノの場合、鍵盤と指が仲良しになることが第一目標。
毎日鍵盤に触れていれば指の動きがなめらかになってきます。
そして、音楽の流れをとめることなく演奏すること。これが第二目標。
楽譜に書いてある情報を瞬時によみとり、どの指をどのように動かすかを判断し、その場面にふさわしい弾きかたで(音の強さ、かたさ、明るさなどの違いを弾きかただけで表現します)演奏する……
途中でとまることなく、流れるように演奏することは、本当にむずかしいんです。
こういった複雑なことができるようになるためにも、やはり毎日の練習が欠かせません。
ですから、一日の練習の長さよりも、毎日練習することのほうが大切だと思います。
集中して練習できる長さは、年齢や性格や、その日の体調によっても異なります。
おやつを食べたら10分間ピアノの練習、
学校の宿題が終わったら10分間ピアノ、
そのあと夕食が終わったら、また10分間ピアノ、
というように、少しずつ何回か練習してもいいと思います。
集中して自分の出す音をしっかり聴いて、ていねいに練習する。
これを毎日続ければ、誰でもピアノが上手になりますよ。