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2013年以前の記事 2006.09.28
安芸津DNAツアー!報告!
9月24日晴天!引率、粕谷のもと、専門研究科の清水くんと松岡さん、講師の祖父江の4名で、安芸津DNA鑑賞ツアーへ繰り出してきました。
己斐教室を9:30に出発して、約2時間。安芸津到着。
早速街中、各所に置かれた作品たちを順番に巡ります。
粕谷作品を覗き込む若者達。空と、映りこむ清水くんの笑顔。美しい!そして、記念撮影。てんでばらばらな視点の若者達・・過去・現在・未来・・どこをみつめてるのかなぁ・・・。
赤い椅子と、長い赤い板の上にはローマ字で書かれたいろんな名前、その手前には大きなテラコッタの人物作品。お寺の門からお堂までの長い路を壮大に使ったかっこいい作品でした。奥は、貫禄たっぷりにそりかえる松岡さん、自分の名前を見つけて喜ぶ清水くん。わーい。
空き地に点在する大小の白い箱。上面に空き地に生える雑草をいろんな目線で描いてありました。その中で空中浮遊する3人・・・コラボレーション?パフォーマンス集団??。
赴きあるたたずまいの民家の軒先にゆらゆら揺れる和紙(かな)のモビール。形の美しさ、ゆったり風に吹かれる動きの美しさ、空間と見事に調和した美しい作品でした。「安芸津の風」山からの風・・海からの潮風・・風の通り道ですね。。。
高台にたたずむ小さなお寺。石垣できらきら光る作品「乱反射」は、遠目からもひときわ目立ちます。近づくとそこには金属板にたたき出された数々の顔、そして手。階段にもそこに立つ人の影をかたどった作品。街を見渡し、思い思いに自分の世界に入り込む3人。
途中、お抹茶もいただきました。作法を知らない4人は、お茶の先生にあれやこれや教えてもらい、どきどきしながらいただきました。ちょっとした作法くらい知っておくものですね…。左隣に「お先に」、お茶を立ててくれた方に「お手前頂戴いたします」、右手で茶碗を持って、左手をそえて、正面を少しずらしていただくそうです。なるほど。「どうするんだっけ…」とおどおどする祖父江と松岡さん。
祇園祭の際に、商店街では「見立て細工」と呼ばれる出し物があります。各お店が、自分のお店の商品を使い、展示が終われば再び商品として使えることというルールの下、いろんなものに見立ててウィンドウに飾っています、なんと!100年以上も続いているとか・・。こんなかわいい狸あり。「・・・。」というものあり。創造の原点みたいで、面白かったです。
5時間にわたる現代アートを巡る今回のツアーも無事終了。美しい夕暮れの瀬戸内海を一望する高台で…、「あっ、あれは…!」のポーズ。
みんなアート満喫、大満足のツアーでした。
この「安芸津DNA」、10月1日までやっています。まだの方は今度の週末にぜひ!楽しんでいただけること請け合いです!アートとともに、あったかな街の人たちに支えられた素敵な展覧会です。ぜひぜひ。
kasuya