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アトリエぱおとはBlog

イラスト:リンゴ

イラスト:絵具と人物

キッズクラス・ジュニアクラス 2023.02.26

アニメーションを作ってみよう!

こんにちは  子どもクラス担当の齊藤です。
アトリエぱおキッズクラスとジュニアクラスでは、アナログとデジタル、両方の作り方でアニメーションを作ってみよう!という試みをしています。

 

まずはアナログアニメで作ったフェナキストスコープ、別名「驚き盤」の話。

アナログで作るアニメは、絵を動かすための仕組みを作るだけでもかなり大変です。

紙に型を描いて、切って、持ち手を取り付けて、それだけであっという間に1時間が経過します。

キッズクラスの場合は、「驚き盤」を切り出すためにたくさんハサミを使うので、かなりの子達が手が痛いと言い出します。

「驚き盤」に持ち手をつけるときも、スムーズに回転するようにいくつかのパーツを組み合わせているため、取り付ける順序にまた一苦労。

基本の装置ができたところで、ようやくアニメ制作がスタートしますが、この時も何度も描いたり消したりして絵を仕上げていきます。

 

色を塗った後に他の色にすればよかったな?と思ってもiPadなどのデジタル機器と違って簡単にやり直しができません。

完成して絵が動くのを見ようとすると、盤を回す手に力が入りすぎて、またしてもパーツが取れてしまったりすることも…。

絵を動かすのはこんなに面倒で大変なんだということが、しみじみ分かります。

そんなアナログならではの苦労を越えて、完成したアニメが動くのを見た時の嬉しそうな顔!

こうなるんだ!と、一瞬で理解して、表情がパッと輝きます。

本当によく頑張ったねと、一人一人を褒めたくなります。

 

 

別の日に行うデジタルアニメは、iPadを使ったレッスン。

アプリケーションを立ち上げればすぐに制作できます。
「驚き盤」には12コマしかないため、うまく動かすためには「ボールが跳ねるだけ」のようなシンプルなアニメにしなくてはならないという制約がありますが、デジタル機器は自由です。

作ったアニメを再生するのも簡単で、クオリティの高いものを楽に作れるのがデジタル機器の素晴らしいところです。

他にも違いはいろいろありますが、アナログとデジタルの両方を子どもクラスのみんなに経験してもらっているのは、自分自身の体験として感じて欲しかったからです。
さて、みなさんはいかがでしたか?