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プレプチプチクラスキッズクラス・ジュニアクラス中高生クラス・おとなクラス 2023.03.12
『子どもはみんな問題児。』 中川李枝子著
すべてのぱおっ子のお母さん、特に園児さんのママたちにこの本を紹介します。
『子どもはみんな問題児。』
中川李枝子 著 新潮社
著者名を見て、どこかで聞いいたようなと思った方も多いでしょうね。
あの名作絵本「ぐりとぐら」の作者です。
(「ぐりとぐら」は、なかがわりえこ と やまわきえりこ の共著です)
中川李枝子さんははじめから絵本作家だったのではなく保育士さんでした。
保育士として保育園で働きながら日々物語をつくり、「ぐりとぐら」も保育士時代に作られました。
園で一緒にすごしたこどもたちのエピソードやこどもたちとの触れ合いが絵本の元になっているそうです。
自身も母親として男の子を育てているので、保育士目線と母親目線の両方からこどもを見てきたから言えることばやアドバイスがその著書には満載です。
大切なところを抜粋しようと思いましたが、どのページも大切なとこだらけなのでとても抜粋できません。
全編に包まれているのは
「こどもがいちばんえらい。そのこどもが一番大好きなのはお母さんだから、お母さんはもっとえらい。」
ということと、
「こどもがこどもでいてくれる時間は思ったよりもずっとずっと短い。だからこそ宝物のようなその時間を大事にしよう」
ということだ思います。
私のお気に入りは、ある日、園で絵本「ちびくろさんぼ」を読んだらこどもたちが大喜びの大人気となり、園でホットケーキを焼いてみんなで食べるほどの熱狂ぶりになり、「なにがトラにバターよ!」と負けずに考えたのがあの「ぐりとぐら」のホットケーキだというエピソードです。
確かにどっちもとっても美味しそうで、こどもたちはどっちが美味しそうか迷っちゃうでしょうね。
表紙と挿絵はもちろん「ぐりとぐら」のやまわきえりこさん。
この絵がまたいいんですよ。ぜひ読んでみてください。
中川李枝子 著 新潮社
https://www.shinchosha.co.jp/book/339131/
子どもクラス 浅原裕貴