Blog
キッズクラス・ジュニアクラス 2024.02.20
「ローズウィンドウ」安田小アフタースクール教室
ステンドグラスのようにキラキラと仕上がる紙細工作品を制作しました。
「ローズウィンドウ」とは、カラフルなステンドグラスで構成された円形または複雑なデザインの窓のこと。
通常は教会や大聖堂などの建築物に見られます。
これらの窓は宗教的なメッセージを視覚的に表現するために生まれました。
彩色ガラスが光を透過し、窓も、壁や床の反射も美しい。
それは見る人に幻想的な効果を生み出します。
さてレッスンではまず透明折り紙の色を選びます。
透明だから何色と何色を重ねると綺麗に見えるかな?
赤と青を選ぶと重なったところは紫に!
絵の具だけでは無く、こうした素材でも混色を学ぶことができます。
基本的な色の原理を理解することで、視覚的な識別能力が向上し、色彩に対する感受性が養われます。
あえて寒色系でまとめてみる子もおり、今までの作品とも共通するような子どもたち個々のイメージカラーのようなものも感じました。
折り紙パーツを作る場面では切り絵に使われる8つ折りで取り組みました。
これは手と頭のトレーニングになります。
レッスンでは、はさみで簡単な切り口を切ることでも予想外の形が生まれ、それが美しい作品になる驚きを感じたのではないでしょうか。
折り紙を3枚切っているので、1枚目は切って開いて確認して、ということを繰り返しながら段々と頭の中で展開図を想像しながら手を動かしている様子も見られました。
展開図の理解は空間把握能力の向上になります。
空間把握能力が高まると、運動や倫理的思考など様々な分野で役に立っていきます。
ペーパー学習だけでなく、実体験を通じて楽しみながら身につけられることも大事ですね。
最後に窓の枠とパーツを貼り付けて完成です。
レッスンをしたこの日は夕陽が綺麗、でみんなで透かせてみました。
楽しいレッスンでしたね。
安田小AS担当講師
兼沢まゆみ 川﨑もも