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アトリエぱおとはBlog

イラスト:リンゴ

イラスト:絵具と人物

プレプチプチクラスキッズクラス・ジュニアクラス中高生クラス・おとなクラス会員さんへのお知らせ 2024.06.08

「アートを学ぶこと」

お子様の将来の夢は何ですか?
お医者さん
弁護士
企業家

さて、そのためには今、何をやっておくのが良いのでしょうか?
医学論文を読む、六法全書を暗記する、
まさかそんな子はほとんどいないでしょう。
やったとしても長続きしません。なぜなら楽しくないからです。
また、仮にやったとしても、その職業に就けるかどうかはわかりません。

就かないことの方が多いでしょう。

なぜなら、子供の頃の興味が大人まで続くことは稀です。

子どもの頃に大好きだったこと、今でも大好きですか?

嫌いではないかもしれませんが、大人になるまでにもっと大好きなものが見つかります。

となると、暗記した法律条文も無駄になります。

スポーツに例えるとわかりやすいですね。
今から槍投げ選手をめざして毎日槍投げの練習、アームレスリングの練習。
毎日やれば槍を投げる力や腕相撲は強くなるでしょう。
でも、その選手にならなかったらどうしますか?

そもそもその競技がなくなってたらどうしますか?
それよりは、体全身を使うスポーツをやっておけば、その後にサッカーでも槍投げでも何に興味が湧いても応用が効きますね。
幼い頃から生き方を限定するのは危険なのです。

それでは、成長していろいろな職業に就けるように大学入試を最初の目標にするとしましょうか。
それなら数学や古文を学ぶ意味はありますね。

5教科を平均的に学んでおいて進路が明確になり出したら、その関連強化を勉強すれば、医学部にも法学部にも行けるでしょう。
でも、10年後、今と同じ入試なんでしょうか?

そもそも10年後、まだ大学は必要なんでしょうか?
20年前と今とは仕事も随分変わりました。

ということは20年後は今よりもっと変わってます。変化のスピードは早くなっていますからね。
また、彼らが大人になった頃にはその仕事はなくなっているかもしれません。

医者も弁護士もAIがやっているかもしれません。

なら、もっと生きる上での下地になるような幅広い力をつけておいたほうがいいのではないでしょうか?
いろんなことに応用が効く力。どんな世界に進んでも役に立つ力。

だからこそ
「創造力」を子どものうちに身につけておくのが良いと思います。

創造力とは「自分の頭で考えて行動する力」のことです。

この力があれば、初めて見るものであっても、教わっていないことであっても、自分で考えて答えを出すことができます。

アートを学ぶことはアーチストになるためだけでなく、創造力を身につけるためです。

しかも楽しみながら。
まさに、いろんなことに応用が効く力。どんな世界に進んでも役に立つ力。

これが身につくのです。
毎週、楽しく絵や工作を制作しているのは、今はまだないかもしれない将来の仕事に就くためのトレーニングですよ。

 

浅原