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アトリエぱおとはBlog

イラスト:リンゴ

イラスト:絵具と人物

キッズクラス・ジュニアクラス 2024.06.10

「漆かぶれについて」

サマースクール「N.漆と金箔のブローチ」の受講をご検討の方は、以下漆かぶれについて必ずご一読ください。

 

【必読】
漆は体質により、皮膚に着くとかぶれる恐れがあります。
かぶれが起きないよう万全を尽くしますが、万が一かぶれが起きた場合の責任は負いかねますので、

以下の内容を熟読いただき、ご了承いただける方のみご参加いただければと存じます。



アトリエぱおサマースクールでは毎年本漆を使ったプログラムを開催しておりますが、過去にかぶれた人は出ていません。

かぶれが出る可能性は低いプログラムとなります。



【お願い】

レッスンは漆が着かないように長袖長ズボン、エプロン着用、サンダル不可、
髪の長い人は前に髪が垂れてこないように後ろで結ぶかピンで留めるようお願いいたします。
(ゴム手袋、アームカバー(支給)を着用して行います。)


【漆かぶれについて】

漆は、漆という木の樹液を原料とする天然塗料です。
サマースクールで使用する漆は漆風塗料(合成科学塗料)ではなく、100%天然の本漆を使用するため、漆かぶれを引き起こす可能性があります。


漆かぶれ(漆性皮膚炎)は、乾いていない漆液が皮膚に付いたときに起こる炎症で、その原因となる成分は主成分のシオールです。
症状として、皮膚に付いて数時間から一週間程度の潜伏期があり、瞼や首、手足、腹部などの皮膚がやわらかい部分に痒みを伴った小水疱疹ができます。
「数日で最もひどくなり、その後減退し、十日くらいで傷跡を残さずに治る」というのが一般的です。

しかし、個人差があり、全くかぶれない人もいれば、ひどくかぶれる人もいます。

乾いている漆でかぶれることはありません。

漆でかぶれてしまった場合、病院にいっても栄養剤やかゆみ止めを処方されますが根本的な治療薬はなく、病院にいかなくても時間がたつと自然治癒するというのが漆かぶれの特長といわれています。
漆かぶれは必ず完治して肌に痕などが残りません。


【漆にかぶれないために】

1. 漆の液に直接触れないこと。(ゴム手袋着用・アームカバー着用)
2. 漆が付いた場合は、こまめにサラダ油でふき取る。
3. 作業を終えたら、手や腕を油で拭き、石鹸でていねいに洗う。
4. 作業中に顔などに触れない。

漆がついてしまったかも?と思ったらそのままにせず講師に教えてください。
すぐに油で拭き取ることでかぶれを防げます。