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キッズクラス・ジュニアクラス 2024.07.12
陶土でつくる「ぼく わたしとぱお」
こんにちは!こどもクラスの樺澤です。
こどもクラスでは『ぼく・わたしのぱお』という陶土を使用した彫刻作品(陶彫)を二週かけて制作をしています。
ぱおのレッスン内では、紙粘土や樹脂粘土など様々な種類の粘土で作品作りをしていますが、その中でも陶土を使った作品作りは特別なものです。
レッスン前の粘土準備(菊練りという特別な練り方で粘土を練り、一人一人の分量に切り分ける)や、作品制作後には作品の管理や陶芸用窯で焼成するなど、講師による多くの手がかけられているレッスンです。
他の粘土と異なるのは、作品は窯で焼き上げて完成するという点。
しかしただ焼けば完成するという簡単なものではなく、作品の陶土内が持つ水分量だったり、空気の有無だったり、気をつけなければいけない点がたくさんあります。
そのような注意点や陶土ならではの特徴をレッスンの冒頭にしっかりとお話をし、制作に取りかかりました。
まず1週目では陶土に親しんでもらう意味も含めて、作品作りの練習を行いました。
キッズクラスでは「たたら」と「めんぼう」を使用してプレート状に、ジュニアクラスでは立体的な彫刻作品に仕上げます。
作品のテーマは『ぼく・わたしのぱお』。
ぱおのレッスンで作品作りをしている自分自身を模して形にします。
2週目ではついに本番の制作!
陶土の扱い方の注意点もおさらいしながら慎重に造形をしていきました。
練習をしていたおかげで必要以上に緊張することなく、リラックスしてのびのびと形にしている様子でした。
仕上げには「白化粧」もしています。
きちんと道具をきれいにし、レッスン終わりには自分達の作品がどんな風に焼かれるのか、安全に焼くために必要な裏処理の話や、窯場の様子を紹介しました。
ぱお専用の窯はお隣の県にあるよ!という話にはおうちの方も驚いているご様子でした。
皆さんの大切な作品が無事に焼いてお返しができるように講師たちも多くの手をかけていきます。
けれども焼きあがるまでどうなるかがわからないのが陶芸のレッスンです。
ですがそこが魅力でもあります。
2週かけての特別な陶芸レッスンは、皆さんにとって貴重な経験になったかと思います。
作品は焼成して7月中旬にお渡し予定です。お楽しみに!