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キッズクラス・ジュニアクラス 2024.09.26
鉛筆だけで描く キッズクラス・ジュニアクラス
こんにちは。こどもクラス講師の浅原です。
毎週キッズクラス・ジュニアクラスの9月は「鉛筆画」に取り組みました。
「鉛筆画」というだけあって、鉛筆だけで描く絵のことです。
ぱおの道具セットに入っている鉛筆は「3B」ですが、鉛筆は実はたくさん濃さの違いがあり、一番濃い10Bから一番薄い 10Hまであるのです。
鉛筆画のポイントは
「カラーの世界を白黒に置き換える」ことです。
そしてここがいちばん難しいところでもあります。
下の画像を見てください。
赤いリンゴと青リンゴです。
鉛筆画はこの赤いリンゴの赤や青リンゴの黄緑色などを白黒に置き換えるのです。
白黒画像にしてみるとこうなります。
これを鉛筆の濃さに置き換えると、
つまり赤リンゴの赤はかなり濃い黒なので3B。
青リンゴの黄緑は薄い黒なので2H。
青リンゴの模様は、その間の濃さなのでHB。
このように違う濃さで塗り分けることで、白黒の絵でもそれぞれの色を感じられる絵になるのです。
ちなみにこの色を置き換える能力は、小学生だと高学年になる頃にはついてきますが、低学年だとまだ未発達の子も多数います。
そういう子たちにとっては鉛筆画はかなり難易度が高かったかもしれません。
ですが、モノトーンの絵の大人っぽい雰囲気のカッコ良さは低学年であってもわかりますから、みんな頑張って集中して描いていましたよ。
今回はあまりうまくいかなかった、色の違いがわからなかったという人も安心してください。
これは年齢を重ねると自然についてくる能力です。
来年や再来年にまた取り組む頃には、もっとよくわかるようになっていますよ。
浅原裕貴