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アトリエぱおとはBlog

イラスト:リンゴ

イラスト:絵具と人物

キッズクラス・ジュニアクラス 2024.10.01

「パターンアニマル」と「鉛筆画」

こんにちは。こどもクラス講師の浅原です。
毎週キッズクラスの9月は「パターンアニマル」「鉛筆画」に取り組みました。
この2プログラムは同じ絵でも対極と言っていいくらいに違っていますので、その違いについてお話しします。

まず「パターンアニマル」はカラフルで色がいっぱい。

「鉛筆画」は白黒だけです。

また「パターンアニマル」は色はありますが、本物の動物とはずいぶん違っています。

「鉛筆画」は色はありませんが、本物そっくりになるように描いています。
どちらも、ただ見て描いているだけではありません。
「パターンアニマル」は色を模様のパターンに置き換えて再構成して描いています。

「鉛筆画」は色を白黒の濃さに置き換えて再構成して描いています。
つまりどちらも「目で見たものを脳内で変換し、再構成して描く」という高度な脳内変換の処理をしているのです。
なのでどちらも「難易度の高い」絵です。
そして、どちらが得意かが、わりとはっきりと分かれます。

パターンアートは配色のバランス、模様の選択、繰り返しがポイントで、これらが得意(好き)な子に向いています。
鉛筆画は、観察力、色の白黒への置き換え、描写力がポイントです。
どちらが得意か好きかは個性の違いですし、どちらも得意な子もいますし、どちらも苦手な子もいます。そういう子は絵の具を使って描くことが得意だったり、工作が得意だっったりします。


私は大変飽きっぽいので、同じことの繰り返しが苦手です。

なので同じ模様を繰り返すパターンアートより鉛筆画の方が好きです。

印象としては、パターンアートは女の子の方が得意な子が多いように感じます。

女性の方が色がたくさん見えますし、パターンで作る編み物や織物などが得意な子も多いからでしょうか。

皆さんはどっちが得意でしたか?

 

 

浅原裕貴