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プチクラスキッズクラス・ジュニアクラス中高生クラス・おとなクラス芸大美大受験科会員さんへのお知らせ 2024.12.24

おすすめ映画情報「ロボット ドリームズ」 

こんにちは 浅原です。

おすすめ映画情報。
「ロボット ドリームズ」 パブロ・ベルヘル監督 フランスの2Dアニメ映画

1980年台のニューヨークを舞台に、友達のいない孤独な犬とお友達ロボットの物語。


ポスタービジュアルだけ見ると、すごくシンプルな絵の犬とロボット。

なのに、なんで?というくらいに感情が溢れているのです。
大人から子どもまで楽しめて、こどもには友情物語、大人にはラブストーリーに見える、今年の年末にやってきた今年ベスト級の作品です。

劇中セリフはゼロです。字幕も出ません。

字幕を読まなくてもわかるようにできているので、こどもでも理解できます。

そしてセリフがない分、キャラクターたちの動き、表情、そして多彩な音楽が補ってあまりある活躍を見せます。

主人公の住む町の住人は皆、多様性のるつぼのニューヨークらしく鳥やらクマやらアリクイやらの多様な動物たち。

画面の隅々までピントの合った画作りは、この多様な生き物たちを拾い上げ、エキストラみたいな端っこの動物まで目が離せない贅沢な画面設計となっています。

それだけならまだしも、セリフがないからこその、登場人物たちの感情をより盛り上げる芳醇な音楽たち。

テーマ曲である「セプテンバー」(アースウインド&ファイヤー)だけでなく、駅のホームでドラムを叩いているタコ、公園で奏でるスチールパン町のパンクス、ガード下で踊るジャージ姿のヒップホッパー、タップダンスなど、音楽のるつぼだった当時のニューヨークの雰囲気を忠実にアニメ化しています。
チャップリンやウッディアレン映画のような、おかしくも切ない雰囲気の名作です。


広島では東急ハンズの上「サロンシネマ」で1月2日まで。

クリスマス映画としてもお正月映画としても楽しめます。

家族や恋人同士で観るのにピッタリな映画です。

 

映画館サイト
https://johakyu.co.jp/
ロボットドリームズ公式サイト
https://klockworx-v.com/robotdreams/

 

浅原