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イラスト:リンゴ

イラスト:絵具と人物

キッズクラス・ジュニアクラス会員さんへのお知らせ 2025.02.10

抽象表現宣言

ドーンと宣言します。
アトリエぱお キッズ・ジュニアクラスの2025年のレッスンでは、抽象表現作品を積極的に制作します。

抽象表現は絵画も彫刻もあり、それぞれ抽象絵画、抽象彫刻と呼ばれます。
代表的な作品を紹介すると、
こちらのモンドリアンの作品や、ブランクーシの作品などが有名です。

第2次対戦後のアメリカで生まれた、まだ新しい美術表現です。

 

 

 

 


「抽象表現」とはどういう意味なのか?

耳にすることはありますが、改めて聞かれると難しいですね。

辞書によると「抽象化」とは、「ある事象から特徴的な要素を抜き出すこと。似たようなものも含まれるように、ざっくり広げたまとめかたを考えること」とあります。

なんだかよくわかりませんよね。
ですから、ぱおのクラスの子どもたちには以下の図で説明しました。

 

 


アトリエぱおキッズ・ジュニアクラスのご家族の方へお伝えします。

キッズクラス、ジュニアクラスでは
これから時々「何だこれは?」という作品を持ち帰ります。

一見デタラメな作品、適当に作った作品に見えますが、そんなことは断じてありません。

いろいろと試行錯誤した末にできた色や形なのです。

何でこの色なのか?

何でこの形なのか?と質問すればきちんと答えが返ってきます。

いろいろと質問して「そうか、そういうことなの」と納得させてもらってください。

このような「抽象的思考」というのは、かなり洗練された思考法です。

人類史でいえば直近の100年(ホモサピエンス30万年の歴史からするとほんの一瞬ですね)に出現した最新の高度な思考なのです。

幼い頃にはほとんど認知されず、成長とともに、具体的には小学4~5年生くらいから身につき始めます。
そのため、小学校高学年以上対象のジュニアクラスはともかく、小学校低学年対象のキッズクラスの年齢の子たちはほとんどができないはずなのですが、これができちゃうんです。

美術は抽象的思考とは実はとても相性が良く、抽象的に制作された作品はとても洗練されて見えます。

そして美術における「抽象表現」「抽象的思考」はちょっとしたコツをつかめれば、小学1年生でもできるんです。

その辺りの方法はレッスンで説明します。

気になる方はレッスンをのぞいてみたり、YOUTUBEで配信している「プログラム解説動画」をご覧ください。

「抽象的思考」は今後お子さんが成長して大きくなった時、中学生、高校生、大学生など教育レベルが高くなればなるほど必要な能力です。

だからこそ、他の人たちよりも先に初めてマスターしちゃいましょう。

 

子どもクラス主任 浅原裕貴