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イラスト:リンゴ

イラスト:絵具と人物

プチクラスキッズクラス・ジュニアクラス中高生クラス・おとなクラス 2025.02.19

「野生の島のロズ」クリス・サンダース監督

こんにちは、浅原です。
オススメ映画紹介コーナー、本日は親子で観るのにオススメのアニメーション映画「野生の島のロズ」です。

 

 

手違いにより野生動物だけが住む島に配送されたロボットのロズ。
彼女はお仕事ロボットなので、お仕事をもらおうとするが周りはカワウソやシカやアライグマなのでお仕事はもらえない。
ある日、偶然生まれたばかりの雁の赤ちゃん「キラリ」を拾ってしまい、キラリは自分のことを母親だと思ってしまう。
秋には南に渡ってしまう、渡り鳥であるキラリを他の鳥たちと共に渡らせないといけないため、ロズはキラリに食べること、泳ぐこと、飛ぶことを教えようとする。
熱心な指導によりキラリは飛べるようになり、いよいよ今日が渡りの日。

キラリは無事に渡りを成功することができるのか?というお話。

 

まず驚くのは3DCGではなく、手書きの絵であること。
これによって圧倒的な画面の美しさを獲得。

特に島の自然の描写が素晴らしい。(落ち葉のシーンは圧巻)
また動物たちがリアルすぎないことによって、逆に擬人化がリアルに感じる。

それによって、キツネのヒョッコリやオポッサムのお母さんピンクシッポをはじめ、脇に魅力的な動物たちの活躍に繋がっています。

また、動物たちや渡り鳥の大自然の中でのアクションシーンの迫力は圧巻。

大スクリーンで観ると実際の大自然と同じサイズで観られるから没入感がすごい。

もちろん音響もすごくて、飛び立つ数百羽の羽音、流れる川の激流の音、穏やかな草原に飛ぶ小鳥の鳴き声など、まるで本当に大自然の中にいるかのように錯覚させられる。

こども目線で見ると、挑戦と旅立ちの物語。

親目線で見ると子育てと巣立ちの物語。

感動するところは違えど、親子揃って笑って、ドキドキして、感動できる映画です。
現役子育て世代だけでなく、もう子どもが大きくなって巣立ってしまった、元子育て世代の皆さん(うちもそうですが)にもおすすめです。

いやー泣けますよ。

広島ではイオンシネマ、バルト11などのシネコンでやってます。

絶対に家で見るより劇場の大スクリーン、大音響で観るのをお勧めします。


浅原裕貴