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アトリエぱおとはBlog

イラスト:リンゴ

イラスト:絵具と人物

プレプチプチクラス 2025.02.25

こどもたちの成長 「顔」 

小1と2歳の子どものママで、
2歳〜年少親子参加プレプチクラスと、園児対象プチクラス担当のまゆみ先生です^^

わたしが担当しているのは、就学前の子どもたちのクラス。
この時期の子どもたちは特に成長が著しく、前回と今回、1回ごとのレッスンでたくさんの成長を見せてくれます。

 

今回は「顔」をテーマに感じた成長を紹介します^^

生まれたての赤ちゃんは視力も弱く、初めての外の世界でたくさんの人と触れ合い、「顔」を「顔として」認識ができるのは生後8ヶ月ごろからと言われています。



そして、描く行為を楽しみ始め、
丸と線を描き、だんだんと「顔」を描き始めていくのが2〜3歳頃。
きっと最初の「顔」を描くきっかけは、丸いパンのキャラクター(アンパンマン)だったのではないでしょうか^^


パパ・ママも一緒に楽しんでくれるお絵描きは、2歳頃の子どもにとっては世界が広がるような喜びの行為!
アンパンマンの次には、ママ、パパ、自分の顔を描き始めていきます^^

線を描いていくとみんな笑顔になっていく、造形体験って素敵ですね^^

 


プレプチクラスでは1月に「顔」をテーマにした造形遊びを行いました。
えほんを読んで、いろんな顔を親子で真似してみたり、
ぱおオリジナルの福笑い、百面相シートで顔あそび。



「ぱおに通い始めてたくさん刺激をもらっていて、お家でも絵を描いたり、顔も名前も描けるようになったんです」
4歳の女の子のママから嬉しいお話も^^



ぱお最年少の2歳5ヶ月の男の子は、ペンで描ける行為が楽しくなってきた時期。

するする伸びる線、ぐるぐる目を描いて、髪の毛も忘れずに。

線が顔の形の中に収まっています^^

「顔」を描いていることはしっかりわかっているんですね^^



プチクラスでは「ふしぎモンスター」のレッスンで、絵の具の不思議で遊んでできた形を、モンスターに見立てました。



「顔」のパーツの配置や形によって、子どもたちそれぞれの気持ちを表現したモンスターに。
実在するものを模写するのではなく、何に見えるかを自分で考えていくことで、この時期から育みたい創造力が養われていきます。

プチクラスの対象年齢、4歳頃になると、丸と線で描いていた「顔」から4本棒が出てきたり。
人間に手足があるということを理解し始めて、「顔」から「人」を表現しようとしているんです。

ここからはあっという間に、大人と同じ認識の絵になっていきます。
子どもがいま描いている絵は、「いまだけ」のもの。

たった数年、段階によっては数カ月で終わってしまう貴重なものなので、ぜひ親子で描く時間、一緒に喜ぶ時間も大切にしていきたいですね^^