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ロボット教室 2025.06.03
今回のロボットは、その名も「ブランカー」!

ロボット教室アドバンスコースで作っているのは、ブランコ型のロボット。
静止状態からなんと、自分で“こぎ始める”という不思議なロボットです!
地面の白い印を光センサーが感知すると、ブザーが「ピッ」と鳴り、上半身が前後に動いてブランコを漕ぎ出すしくみ。
動き始めたブランカーは、一度こぎ出すとぐんぐん勢いがつき、やがて土台ごと大きくゆれるほど!
思わず「本当に自分でこいでる!!」と驚いてしまう迫力です。
…ですが、このブランカー、見た目のユニークさとは裏腹に、プログラミングと調整はなかなかの難敵です。
特に苦戦するのが「こぎ出し」の動きの調整。
上半身を揺らすモーターの強さ(出力)と、その動作時間(0.3秒〜0.8秒)とのバランスがとっても繊細。
ちょっと強すぎるとブランコがぶれてうまくこげないし、弱すぎるとそもそも動き出せない…。
「0.5秒?いや、0.6秒?出力も変えてみようか」
「今度は揺れた!でもまだ足りない…」
そんな微調整を何度も繰り返しながら、ベストな“こぎ出し”を探し当てていきます。
そしてついに、力強くブランコをこぎ出した瞬間…!
「おぉーっ!こいでるー!!」
「すごい!めっちゃ動いてる!!」
歓声があがり、周りの子たちも集まってきます。
今回も、集中力・観察力・プログラミングへの探究心がたっぷり育った活動になりました!
“動かすための工夫”をじっくり楽しみながら、自分だけの「ブランカー」を完成させる体験となりました。
大山佳祐 ロボット教室担当講師
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