アイコン
アトリエぱおとはBlog

イラスト:リンゴ

イラスト:絵具と人物

ぱお展 2025.10.19

アトリエぱおの仲間たち展に寄せて

年に1回の教室の全体展「アトリエぱおの仲間たち展」

アトリエぱおの誕生年1994年から毎年開いています。

第1回目は1994年秋。ぱおのレッスンスタートが1994年5月、その半年後の展覧会でした。

会場は安芸五日市郵便局の一角。ちっちゃなちっちゃなスペース。

でも、教室の展覧会が開けることはとても嬉しいことでした。

当時から「みんなで作る展覧会」スタイル。搬入も搬出も生徒さんや保護者のかたと一緒。

スタッフは加藤と溝尻の二人。みんなで和気藹々と展示しました。

講師も会員さんも表現者として同じ空間に作品を展示するスタイルも、第1回目から。

 

少しずつ会員さんが増え、そのスペースでは作品を展示しきれないので、翌年は思い切って佐伯区民文化センターのギャラリーをお借りすることに。

このときも、会員さんや保護者のみなさんと作り上げるスタイルは変わらず。

お昼ごはんは、それぞれ持ち寄りのお弁当。おいしかったなあ。

そうそう、お子さんがまだ小さくてぱおに通える年齢ではないけれども、展示作業をいっしょにやりたい!と、傍らでお子さんを遊ばせながら展示作業を手伝ってくださる方がありました。

そのお子さんは、幼稚園に入園と同時にぱおに入会、その年からお母さんは晴れてぱお会員保護者として展覧会作業に参加。ながらく活躍していただきました。

そして、当時はキャプション(作品につける「名札」)は、手書きだったんですよ。

字のきれいなお母さんにお願いして、作品タイトルや名前を1枚1枚手書きしていただきました。

このスタイルは作品数が多くなってからはパソコンに移りましたが、長期受講者にお渡しする賞状の名前書きは最近まで手書きでした。

 

教室数や会員さんが増えた1998年。

そろそろ佐伯区民文化センターのギャラリーも広さの限界。

その年の暮れ、たまたま広島県立美術館の県民ギャラリーの予約キャンセルがありそこで展覧会を開きました。

その頃から、スタッフと保護者ボランティアでの展示作業では手が回らなくなり、画材店さんにもご協力をいただくことになりました。

 

そして1999年。アステールプラザの市民ギャラリーに展示会場をうつし、現在まで毎年開催をしています。

会員さんや保護者の方と作り上げる展覧会のスタイルは今も変わらず。

しかし、30年前とくらべて働くお母さんが増えました。

お仕事や子育て、介護などみなさんそれぞれ事情はありますが、できる方ができる範囲で協力をしてくださいます。

展覧会の手伝いを楽しみにされて、なかには、展覧会の日程が決まったら早々に仕事の休みを申請して、展覧会のお手伝いをしてくださる方も。

子どもクラス会員の保護者の皆様には、お子さんの作品の整理をし提出をしていただいています。

みなさまのさまざまな形のご協力の積み重ねで、ことしも展覧会を開くことができます。

ありがとうございます。

 

こどもクラスでは展覧会に向けた「共同制作」が始まります。

絵画の作品は、画材店さんで着々と額装の準備がすすんでいます。

ことしのアトリエぱおの仲間たち展を、どうぞご期待ください。

 

会場 アステールプラザ1階市民ギャラリー

会期 2025年11月21日(金)~11月24日(月・祝)

  10時~20時(最終日は14時まで)

入場無料