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キッズクラス・ジュニアクラス 2026.01.28
コラージュ キッズ・ジュニアクラス

こんにちは。こどもクラス主任の浅原です。
キッズ、ジュニアクラスでは「コラージュ」のレッスンが始まっています。 今回のレッスンでは絵本「はらぺこあおむし」でお馴染みの作家、エリック・カールのコラージュ技法を使って作ります。
エリック・カールの絵の特徴は、まずは鮮やかな色彩です。
鮮やかな色彩で描かれる虫や動物たちの姿が魅力的ですが、あの鮮やかな色彩には理由があるんです。
エリック・カールはドイツ系のアメリカ人です。
ニューヨークで生まれた彼は6歳でドイツに移り住みました。
こどもの頃から絵に非凡な才能を見せ、美術学校に進みました。
しかし当時のドイツは戦争中。ナチスドイツが支配する時代。
爆撃機から目立たないように家や服などの色彩が街から消え、灰色の世界になってしまいました。
そんなある日、12歳のエリック・カール少年は、美術の先生にフランツ・マルクという画家の鮮やかな絵をこっそり見せてもらいました。

そこに描かれていたのは、鮮やかな色彩で描かれた馬や動物たちの絵でした。 当時、ナチスは古典美術を賞賛し、現代美術を「退廃美術」と呼んで迫害していたので、
フランツ・マルクの絵は普通には見ることができませんでした。
またナチスの迫害は学校にも及んでいて、学生たちが自由に好きな絵を描くことも許されませんでした。
エリック・カールにとってはまさに灰色の時代でした。
その後、エリック・カールは戦乱から離れてアメリカに移り住みました。
街にはカラフルな色が溢れ、自由に好きな絵を描くこともできます。 色が自由と平和のシンボルとして心に穏やかさを与えてくれると思い、
彼は鮮やかな色彩の絵を描くようになりました。
こうしてエリック・カールの鮮やかな絵の数々は生まれました。
ピカソも「色彩は救いになる」という言葉を残しています。
これは戦争の悲惨さを描いた『ゲルニカ』において、あえて色を使わずモノクロにしたことへの理由として語られています。
世界ではまだまだ戦争はなくなりそうにありません。
灰色の時代がやってこないように、こどもたちには色鮮やかな色の絵をたくさん描いて欲しいものです。













