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アトリエぱおとはBlog

イラスト:リンゴ

イラスト:絵具と人物

ピアノクラス 2015.09.14

ピアノレッスン日記 №183

「せんせいのゆび、ちっちゃ! わたしとおんなじ」
ピアノレッスン歴5か月・小学校1年生Aちゃん、わたしの指をみて感嘆! 
そうなんです。わたしはとくに親指と小指が短いので、オクターブ(ドからその上のドまで)をつかむのがやっと。
よいこらしょ、と指を目いっぱい広げると9度(オクターブ+1音分)がやっと届くかなという程度。
前回の発表会で「リストの小指はわたしの中指よりも長かった」という話を披露したところ、みなさまから驚きの声が!

Aちゃんは関節がしなやかなので小1にしてオクターブが届く。うらやましいかぎり。
そして何より練習熱心なのでレッスン歴5か月にしてそこそこ複雑な曲も弾けるようになってきた。うれしいかぎり。
おかあさんもいっしょにレッスンしていて、親子連弾も楽しんでいます。

Aちゃんは遠方から通ってきているのでレッスン後に帰宅すると、きっと【おなかすいた・ねむい・つかれた】の三重苦でしょう。
でもね、少しでもいいからレッスンでやったことをその日のうちに練習しておこう、と約束。
何事もそうですが、復習はその日のうちにやるほうが効果があります。
そして、練習をがんばってもどうしてもできないことは無理しなくてもいいから、そのことをレッスンのときに伝えてくれればよいから、とお母さんとAちゃんに説明。
初歩のうちは特に、うまくいかないことにあまりこだわらなくてもよいとわたしは思います。
その原因を探ったり、別のやりかたで練習したり、ほかのことを練習してからそれに取り組んだり、アプローチの方法はいくらでもあるんです。ここは指導者の工夫のしどころです。

こどもたちはどんどん成長していくのでレッスンをしているとホントに楽しいです。

ピアノクラス 溝尻雅子