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プチクラスキッズクラス・ジュニアクラスサマースクール 2019.08.19
シーサーの素焼きと釉薬がけ
サマースクールで作ったカラフルシーサー♪
早くも素焼き第一弾がおわり、窯出しをしました。今回は釉薬掛けについて紹介します。
↑うっすら水をはった容器の中にシーサーを並べてみました。
暑い日々が続くのでまるでシーサーも水浴びしているみたい。
↑逆さにして、バケツに入った液体の中へ・・・
↑全体が液体につかりました。
↑あれ!真っ白になってしまいました。大丈夫かな?
この液体の正体は「釉薬(ゆうやく・うわぐすり)」。
この釉薬は見た目は白いですが、高温でとけると透明のガラス質になる種類です。焼成後はカラフルな下絵具の色もしっかりでてきますよ。長石と石灰、カオリン、珪石を粉にしたものを調合して水と混ぜてつくっています。すやき素地が水分を吸収する性質をいかして、このように均一に釉薬をかけることができます。最初の画像でシーサーの足元だけに水を吸わせていたのにも理由があります。
↑裏についた釉薬はスポンジでこすりとります。
釉薬がついていると窯の中で釉薬がとけ、棚板とくっついてしまうので、よく確認します。
↑口のなかや目の中に釉薬がうまくかからなかった場合は、筆で釉がけをしています。
↑釉薬の水分が飛ぶまで、しばし休憩中のシーサー。
↑そしてみんな仲良く窯の中へ・・・
これから約15時間をかけて1230℃まで窯の温度をあげていきます。