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アトリエぱおとはBlog

イラスト:リンゴ

イラスト:絵具と人物

重要なお知らせ会員さんへのお知らせ 2020.03.10

アトリエぱお創立25周年記念展の開催延期について

アトリエぱおスタッフ及びスタッフOB OG、会員、会員OB OGの皆様。
25周年記念展への出品のご協力ありがとうございます。
また開催を楽しみにしてくださっている皆様にお知らせがございます。
 
 せっかくご協力いただきますのに大変残念なお知らせで心苦しい限りですが、この度の展覧会は私の判断で一旦中止し時期を見て延期開催といたします。
 DMの印刷もできウェブサイトでの案内も始めたところではありますが、あしからず御理解と御了承をくださいますようお願いいたします。
 
 理由は以下のようなことです。
皆様ご存じの様に新型コロナウィルスの感染拡大防止の措置が方々で取られ社会に混乱を招いています。
広島県に感染者が出た3月7日段階で、展覧会会場となる広島県立美術館から事実上休館するとの通知が来ました。
 実は私共も様々な可能性を考え対応策を幾度も協議しつつ、可能な限りの開催を追求して、準備を進めて参りました
協議の中でスタッフの「子どもたちが行き場を失っている時だからこそ開催するべきである」との主張も心に響くものがありました。
 
 しかし上記の様に、先週末3月7日に県立美術館より「県民ギャラリーとショップ、レストラン以外の全ての施設を3月末まで休館する」旨の連絡が参りました。
 県民ギャラリーなどは主催者判断とのことでしたが、美術館ロビーからの借景が美しい縮景園も閉園となり、美術館及び縮景園の駐車場も利用ができなくなり、ショップも営業停止し、来場者の利便性が大きく損なわれます。
 同時期の県民ギャラリーの他団体の展示も現状では半数が中止に追い込まれており、美術館全体が人の息遣いの無い空間になってしまうことが予測されます。
 また感染予防の観点から出歩くことを躊躇される方も多く、ご来場いただくお客様の数も大幅に減少することでしょう。
 
 せっかく皆様にもご協力をいただくお祝いの展覧会が、まるでゴーストタウンのようになってしまった美術館でとても寂しい雰囲気に包み込まれてしまっては作品群もかわいそうです。
 そのような事情を鑑みまして、この度の展覧会は一旦中止といたしました。ご協力のご検討を頂きながら大変失礼なことですが、東日本大震災以来の国際的な困難の中でのこととご容赦ください。
 
「困難を乗り越える時、人は創造力を発揮する」のがアトリエぱおスピリットです。
展覧会そのものの開催は諦めはしません。
 
 同じ県立美術館での開催の可能性は抽選会などの都合上、開催できても1年以上後に持ち越すことになります。
よって25年周年ではなくなりますので県立美術館の利用は取りやめます。
 
 しかしそう遠くない未来に近隣のギャラリーなど別会場を探して開催する方向で今後調整に入ります
 具体的な時期や会場について目処が立ちましたら改めてご案内差し上げますので、その際はこの度の件に懲りず御協力お願い申し上げます。
 
 取り急ぎご連絡とお詫びまで。
 
2020年3月10日
アトリエぱお造形教育研究所 代表 加藤宇章