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アトリエぱおとはBlog

イラスト:リンゴ

イラスト:絵具と人物

ピアノクラス 2010.09.16

ピアノレッスン日記 №99

かわいいピアノクラスの溝尻です。こんにちは。
小学校低学年のAちゃん。
「デオデオに行ったら電子ピアノ売り場から離れないんです。ピアノが好きなのかなと思って」というお母さんに連れられて、2年前レッスン室に来ました。
笑顔がかわいくて、ピアノに触るととても嬉しそうに笑います。
早速レッスン開始。
初めは音符を覚えるのに苦労しましたが、譜読みの練習を重ねていくうちにすらすら読めるようになりました。
両手奏も上手になってきましたが、ひとつうまくいかないことが。。
それは「なめらかに弾くこと」です。

一音一音、ぷつぷつ切って弾いてしまうことはピアノ初心者によくありますが、じきになめらかに弾けるようになります。
しかしAちゃんはなめらかに弾くことができません。
なめらかに弾く=ピアノの演奏においては、次の音を弾く瞬間まで指はその音の鍵盤を押さえ続けることです。

実はAちゃんは指の力が少し弱い。そのことをお母さんも心配しておられました。
鍵盤を押える事はできます。しかしそれを保持することが難しいのだと思います。
特に薬指は弱く、薬指1本で鍵盤を押えることができないため他の4本の指を握って支えるようにして薬指を使っていました。
「指はこう動かすんだよ」と、時にはAちゃんの指にわたしの指をのせて、動かし方を体感させることもありました。
Aちゃんも、薬指1本で弾くこと、なめらかに弾くことをいつも気をつけて練習していました。

そして今週のレッスンで!
薬指1本で弾けましたあわーい(嬉しい顔) 
まぐれではありません。レッスン中、ずっと弾けました。
いつ弾けるようになったのかを本人は意識していませんでしたが、先週はできなかったのでこの1週間でできるようになったんです。
とってもとっても嬉しいぴかぴか(新しい)

よし。薬指はクリア。
次は、なめらかに弾くことだね。
ま、そればっかり気にしていても面白くないし、きっといつかできるようになるから、あまり神経質にならないことにしよう。
次回の発表会は、なめらかに弾くメロディックな曲はパスして、リズミカルな元気のいい曲にしよう!
ピアノクラス 溝尻雅子