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アトリエぱおとはBlog

イラスト:リンゴ

イラスト:絵具と人物

キッズクラス・ジュニアクラス 2024.03.27

お楽しみ絵画 「立体的な作品」に挑戦!

こんにちは♪ こどもクラス講師の樺澤です。

3月最後のレッスンは『お楽しみ絵画』に取り組みました。

このプログラムは担当講師ごとに異なる内容のレッスンを行います。
私が担当する教室では、「広島の風景を描こう!」をテーマに制作を行いました。
作品はハガキサイズ大と手のひらサイズの作品になりますが、ただ風景画を描くだけではありません。

広島ゆかりの建物や名物が「飛び出す」ことで、奥行きのある立体的な作品に仕上げます。

これは「レイヤー」の構造と「空気遠近法」をもとにしています。

風景画を描くのには欠かせない「空気遠近法」とは、景色の手前にあるものは形がはっきりと見え、遠くにあるものは空の色に馴染んで形がぼやけて見える、その違いを描き分ける表現技法のことです。
有名なレオナルド・ダ・ヴィンチの『モナリザ』にも「空気遠近法」の技法が使われています。

今回は写真内にある手前のもの(メイン)と背景の二つに分けて制作、最後に重ね合わせます。

この重ね合わせる構造のことを「レイヤー」といい、最近ではデジタルツールでの制作においても欠かせない用語ですね。

制作のために用意した広島ゆかりの写真は、原爆ドームや厳島神社をはじめとした40種類。
マツダスタジアムや広島電鉄など…風景に限らず、もみじ饅頭やお好み焼きなどの名物の写真も選ぶことができます。

 

 

生徒たちからは、ここ行ったことある!

おうちの人がここで働いてる! という声も聞こえてきました。

作品はアクリル絵の具で仕上げます。

 

 

 

制作時には、いつもぱおで使っている4種類の筆についても説明しました。
塗りたい場所の大きさによって平筆と丸筆を使い分けます。

 

細かいところは色鉛筆も使います。

 

そうして完成した作品は手のひらサイズの可愛い作品になりましたね!

 

 

 

 


いつも暮らしている広島に親しみを持つレッスンになったかと思います。
ぜひお家に飾ってみてくださいね。