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ワークショップ 2025.05.27
「ウッドバーニング」ゴールデンウィーク・ワークショップ

ゴールデンウィーク・ワークショップで「ウッドバーニング」
ウッドバーニングというのは専用の電熱ペンで木を焦がしながら絵を描く技法です。
その歴史は古く、
例えば古代ローマ時代は家具や道具に焼いた棒や金属で模様をつけていたそうですし、
宮内庁所蔵の美術品の中にウッドバーニングの作品もあるんです。
さて、この日集まったメンバーは全員ウッドバーニング の制作は初めて。
まずは「線は早く描くと薄く、ゆっくり描くと濃くなる」
「スイッチを切っても10分位はペン先は熱いから触っちゃダメ」
などの電熱ペンの説明からスタート。
その後で板の裏側に少し練習をし、多少失敗しても目立たない部分から描き始めます。
普段使っている鉛筆とは使い勝手が違う道具ですが、参加者のみなさんはさすがに描くのが好きなだけにコツをつかみむのも早く、火傷する人もなく制作が進みました。
動物の毛並みの向きを観察しながら1本1本ていねいに描いたり、
目の表現にこだわったり、
体のボリューム感を出すために何度も焦げた色の調整をしたり、
周囲に模様を描いたり、
学校の理科の授業でカエルを描いたことを思い出しながら体の表面感を出すために点描で描いたり。
それぞれが自分なりの表現を楽しみながら制作に向き合っているのを感じました。
今回のレッスン時間は3時間。
これだけの時間を集中して制作するのはかなり疲れたはずですが、その分かなり満足のいく仕上がりとなったのではないでしょうか。
みんな、とても素敵な作品でしたね。
齋藤香織