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サマースクール 2025.09.01
本漆と純金箔の箸 サマースクール

こんにちは 子どもクラス講師の小川恵です。
アトリエぱおのサマースクールでは【本漆と純金箔のお箸】を作りました。
天然の本漆と純金箔を使用し、伝統的な漆芸技法の【箔押し】を体験します
漆は木の樹液で、とても貴重な天然の塗料です
日本ではなんと9000年前の縄文時代から漆が暮らしの中で使われており、日本の文化や歴史を語る上では外せない存在です。

金箔の薄さは約0.1ミクロン! 1万分の1ミリです。 とても薄く、目には見えない小さな穴が空いているため、明るいところにかざすと光が透けて見えます。 蛍光灯の光を透かしてみて、本物の金の輝きをみんなでよく観察し、金箔の製造方法や成分についても学びました。

いよいよ漆を接着剤として使用して金箔をはりつけます! まずマスキングシールやテープでデザインを考えたあと、漆を薄く薄く刷り込みます。




金箔を貼り付けます。
ひらひらと動く金箔を扱うのはとっても難しいですが、みんなとてもていねいに、慎重に、きれいに貼ることができました




漆が乾くのを待ち、講師で仕上げの作業を行います。
マスキングテープを剥がすと素敵なデザインができていました。 ここからさらに上から漆を摺りこみ完成させていきます。
日本の文化に触れる貴重な機会になったと思います

小川恵









