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イラスト:リンゴ

イラスト:絵具と人物

ぱお展 2025.11.28

アトリエぱおの仲間たち展2025に寄せて

アトリエぱおの仲間たち展2025に寄せて

 

「アトリエぱおの仲間たち展」へようこそお越しくださいました。

今年は前の戦争が終わって80年──「平和80年」の節目です。

私たちはこの記念すべき年に、「PEACE(平和)」をテーマとしてたくさんの作品づくりに臨みました。

まず、正面に広がる大作、受付の背後を彩る絵、そして4階の会場に展示された大きな作品をご覧ください。

それらは、まだ歩けないほど小さな子どもたちから、美大を目指す高校生まで、約700人以上の人が心を寄せ合ってつくり上げたものです。

ちなみにこの後ろの絵の原画はアトリエぱお子ども教室に通うベッキーちゃんが描いてくれました。

多くの人が、笑顔を交わしながら、色を重ね、大作を完成させていく姿は、楽しさと温かさに満ちあふれ、まさに「平和とはこういう光景なのだ」と感じさせてくれました。

さらに、平和をテーマにした多くの思いは、このジオラマ「つながる世界」に集約されています。

受験クラスの生徒たちは、「80年前、原爆が落ちなかった8月6日の広島の風景」という重く難しい問いにも真摯に向き合いました。

 

今の私たちは、自由に絵を描き、自由にものをつくることができます。

しかし、かつては「そんな絵を描いてはいけない」「そんなことを考えてはいけない」と、平和という言葉さえ使えないほど、心の自由までもが奪われた時代がありました。

その果てにあったのは、5,000万人とも8,000万人ともいわれる尊い命を奪い、世界中の街を焼き尽くし、深い悲しみを生んだ戦争です。

だからこそ、今ここにある「自由に表現できる平和」が、これから100年も200年も変わらず続いてほしい── そう願わずにはいられません。

戦争は自然に起こるものではなく、人の心がつくり出すものです。

そして、平和を守り続けるのもまた、人の心です。

思いやり、つながり、多様性を認め、自由に表現すること。

アートを通して育まれるその「心」が、きっと平和を未来へとつないでいく力になります。

 

今日、私は皆さんのエネルギーあふれる作品に囲まれ、静かな喜びに満たされています。

きっと皆さんもそうでしょう。

これからも共に、アートの力で平和を紡いでいきましょう。

皆さんの頑張りと、ご家族のサポートに盛大な拍手を送りましょう!

ありがとうございました。

 

アトリエぱお代表 加藤宇章