
Blog


プチクラスキッズクラス・ジュニアクラス中高生クラス・おとなクラスワークショップ 2026.01.20
陶芸のこと 窯場にて

アトリエぱおでは陶芸のレッスンもあります。
陶芸レッスンのときは、レッスン前に、
まず、粘土を練る。
菊練りといいます。練っていると菊の花のように粘土が広がっていきます。
陶芸は窯で焼きますが、粘土に空気が入ると熱膨張で破裂します。
そのため土に含まれる空気を押し出しすことが必要。
その練り方が「菊練り」
アトリエぱおでは陶芸を専門的に学んでいる溝尻奏子と、彫刻家で土による造形を制作する加藤宇章と杉谷一考の3人が菊練りができます。
次に必要な分量と数量に量り分け。
そしてレッスン後は、
作品の後処理(名前を彫ったり、細かな粘土くずを取り除いたり、器の場合はふちを締める、など)し、
「反り」や「ひび割れ」が出ないように、ゆっくりじわじわと乾燥させます。
そして、
陶芸用の窯に入れて素焼き。
窯の温度を800度まであげます。約12時間かかります。
このときも、いろいろいろいろ慎重にやります。
ちょっとしたことで疵がついたり、細かな装飾がとれたり、そういうことがないように、慎重に慎重に。
素焼きが終わったら窯出し。
(↓ 素焼き終了時の窯の中の様子)

釉薬をかけて本焼きするときは、
作品一つ一つの裏を擦り、水拭き。



こまかなほこりとか、ごく小さな粘土くずなど、ていねいに取ります。
次に、作品の裏に釉薬をはじく「撥水材」を塗布します。


そして釉薬をかけます。





そうそう、そのまえに釉薬の調合が必要でした。
釉薬の元は「灰や鉱物」です。
それぞれに適切な比重があり、ボウメとよばれる比重計をみながら溶かします。



釉薬をかけたら、作品の裏についてしまった釉薬をふき取り、

数日間、水分をとばして、
さあ、窯入れ!
おっとその前に、窯の準備。
窯の中の棚板や支柱(ツクと言います)が高温で融着しないように、アルミナを塗布します。

こんどは窯の温度を1230度まで上げます。

14時間~15時間の焼成。
窯の温度が十分に下がったら、窯出し。
ドキドキ。うまく焼けてるかな?



窯から出したら、作品の裏を擦り、
ひとつひとつ梱包して、
作者にお渡しします。

陶芸の工程はとても手数がかかります。
くわえて、壊れやすいものだから扱いに神経を使うものです。
みなさんが一生懸命作ったもの。世界に一つだけのもの。
だから、わたしたちも一生懸命ていねいに扱います。
焼きあがった作品をみたときの、みなさんの、驚きと笑顔を思い浮かべながら。









