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展覧会 2026.06.17
美人画の世界 ― 培広庵コレクションFINAL

講師の小川です。
娘と一緒に、はつかいち美術ギャラリーで開催されていた
【美人画の世界 ― 培広庵コレクションFINAL】を見に行きました。


公園で遊んだあと、いつものようにさくらぴあの図書館へいくと、
入口に飾られていたポスターを見た娘が、
「これ見たい!」
とひと言。
あまり自分から「行きたい」と言うことが少ないので、
そのまま美術ギャラリーへ向かいました
少し渋めの展示なので、小学2年の娘にはどうかな……と思っていたのですが、
そんな心配は不要でした。
一つひとつの作品をじっくり見ながら、発見したことや感じたことをたくさん話してくれました。 特に髪の毛のぽわぽわとした表現が気に入ったようで「どうやって描いているんだろう?」と、
自分なりに仮説を立てながら鑑賞していたり、お着物の柄にも興味津々。
キラキラとした岩絵具を見て、普通の絵の具じゃないね!ときづいたので、
岩絵具の作り方を説明してみましたが、そこはまったく興味なかったようで「へー」で終わりました…。
私は日本画に詳しいわけではありませんが、展示全体を通して感じたのは、
そこに描かれる「美」の概念がある程度統一されていることでした。
当時、人々がどのような女性を「美人」と捉えていたのかが伝わってきます。
そんな一種の統一された美の概念のなかでも、私の目が止まるのは、島成園(しま せいえん)の絵です。
ただ「美しい」というだけではない、もっと現実的なもの、
寂しさ、強さ、けだるさ…?
言葉にすることができないのですが、「私も知ってる、あの感じ。」
表面的な静かな美しさの奥に、その人物の人格のようなものを感じます。
なぜだろう、と帰宅後に調べてみると、島成園が女性画家であることを知りました。
(恥ずかしながら、初めて知りました
)
女性が女性を描くということは、無意識のうちに共感や自己投影が起こるのではないでしょうか。
また、「女性」という存在への理解は、自分自身の経験や自分への理解から来るものだと思います。
そう考えると、私が作品のなかに感じた人格のようなものは、島成園自身だったのかもしれません。
そして同じ女性である私もまた、彼女に共感していたのだと思います。
時代を超えて、一人の画家と静かに対話をしたような、不思議な時間となりました。
小川恵









