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ピアノクラス 2020.02.24
ピアノレッスン日記№212 おじいちゃんの参観日
ピアノクラスのあやちゃんのおじいちゃんは、大きな病気をされ長く入院をされていました。
音楽が大好きなおじいちゃんなので、入院中はあやちゃんのママがレッスン風景の動画をとって、おじいちゃんに聴かせていました。
おじいちゃんの生命力とリハビリをがんばったことと、お医者様やご家族の懸命な看護と支えがあって、おじいちゃんは見事に回復して退院。
昨年、退院後の体調のよいときに、はじめてレッスンを聴きにきてくださいました。
レッスンの1時間、前のめりになって、一音も聞き漏らさないぞ、の気迫で聴いてくださいました。
そして昨日。
2度目のおじいちゃんのレッスン参観日でした。
ふだんはあやちゃんといっしょに住んでいないことと、あやちゃんは遠方からレッスンに通ってきていることから、
そう簡単にはおじいちゃんはレッスンを聴きに来れません。
ですから、おじいちゃんに自分らしい演奏を聴いていただくために、あやちゃんは集中してていねいに演奏します。
その演奏を、時折微笑みながら、おじいちゃんもていねいに聴いています。
とても心が温まる時間でした。
あやちゃんもママもおじいちゃんを大切にしている。
そしてみんなをつなぐもののひとつに音楽がある。
ピアノをやっていてよかったなぁとしみじみと、思うのです。
ピアノクラス 溝尻雅子
