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プチクラスキッズクラス・ジュニアクラス 2021.04.13
こどもクラス2021年度レッスン始まりました
アトリエぱお こどもクラスの2021年の年間テーマは
New world ー新しい世界ー
2020年は新型コロナウイルス感染症とその予防対策と共にあった一年でした。
私たちの生活はこのパンデミック(世界的流行)によって一変しました。
地震や台風などの自然災害のように、ある地域に限定して甚大な被害をもたらすのと違い、
ウイルスは人種、性別、年齢を問わず全世界のすべての人類に影響を及ぼします。
だからこそ、この感染症の問題は世界共通の解決すべき問題になっています。
グローバル化によって世界は繋がっているということを皮肉にも再確認させられることとなりました。
ワクチン接種が諸外国に続き日本でも始まりましたが、2021年もこの感染症と共に生きる生活は継続することでしょう。
感染症は人類に多大な影響を与えてきました。
歴史学者ユヴァル・ノア・ハラリは「サピエンス全史」において、「人類の歴史は戦争と飢饉と疫病との戦いの歴史である」と書いていますが、やはりまた人類は疫病に苦しめられることになりました。
しかし、中世のヨーロッパにおいてペストの流行後にルネッサンスが開花し、ダビンチやミケランジェロ、ダンテやボッカチオに代表される新しい芸術運動「ルネッサンス」が生まれました。
疫病は世界の有様を大きく変えますが、疫病が去った後には全く新しい世界がやってくるのです。
新しい世界をになうのは私たち大人ではなく、こどもたちです。
こどもたちが大人になったときに、今よりもより良い世界を作るための力、「想像力」と「創造力」をアトリエぱおは育てたいと考えています。
そして、新しいものを生み出すためには、ルネッサンスが古典古代(ギリシア、ローマ)の文化復興運動であったように、古くからあるものや、伝統的なものを知ったり学んだりすることが必要です。
これは古代中国の思想家、孔子が「論語」において説いている「温故知新」にも通ずる考えであり、西洋でも東洋でも大切にされている考え方といえると思います。
今後ますますデジタル社会が広がる時代だからこそ、「故きを温ねて新しきを知る(ふるきをたずねてあたらしきをしる)」の精神を大事に教室運営していきたいと考えます。
アトリエぱお こどもクラス主任 浅原裕貴