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中高生クラス・おとなクラス 2024.02.03
「ここちよい形」中高生実習 完成編
こんにちは齊藤です。これを書いている今、外は雪が降っていています。
我が家の猫達もエアコンの部屋から動かず冬ごもり状態。
少し前までは今年の冬は暖かいと思っていましたが、なにやら寒暖差が激しいです。
さて、1月最初の中高生クラスでは、昨年末に制作した「ここちよい形」の続きを行いました。
そのレッスンのブログはこちら https://a-pao.com/31784/
今回のこの作品、いちばんの焦点は触った時に手が喜ぶ形ということ。
それゆえ、1回目のレッスンではアイマスクをして触感を研ぎ澄まして形を作りました。
(1回目のレッスンで形をつくったときの様子)
それを自分の部屋に置くには、色やデザインも大切なポイントになります。
触覚に対して色やデザインは視覚の分野です。
受け取る情報量を比較すると、視覚は聴覚の100倍、聴覚は触覚の100倍とも言われており、なんと視覚は触覚の10000倍の情報量となります!
冬休みの間にゆっくりアイディアを考えて来てくださいとは言ったものの、この膨大な情報量の中から、自分に最もしっくりくる色やデザインを見つけだすのは大変であろうと思っていました。
しかし蓋を開ければ、なるほど!と思わされるものが次々に完成。
作品は、自分の感覚を真面目に追求したからこそ滲み出る存在感を放ち、色や雰囲気は違えども「これが今の自分」と伝えてくるものが揃いました。
今回のような抽象作品は、そっくりに描く(作る)という気負いがない分、「自分自身の感情」や「今の自分」が作品に現れやすいと思います。
とてもおもしろい試みだったので、またどこかでこのレッスンをしたいと考えています。