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アトリエぱおとはBlog

イラスト:リンゴ

イラスト:絵具と人物

サマースクール 2024.09.02

漆と金箔のブローチ アトリエぱおのサマースクール

アトリエぱおのサマースクールでは、漆と純金箔の豪華なブローチを作りました。

 

 

天然の本漆と純金箔を使用し、伝統的な漆芸技法の【箔押し】を体験します。

うるしは木の樹液! とても貴重な天然の塗料です。

日本では縄文時代から漆が暮らしの中で使われており、9000年の歴史の中でさまざまな技法がうまれ、今回作ったブローチに繋がっています 。

 


みんな初めて見る金箔。

金箔の薄さはなんと、約0.1ミクロン! 1万分の1ミリです。
とても薄く、目には見えない小さな穴が空いているため、明るいところにかざすと光が透けて見えます。
太陽の光を透かしてみたり、本物の金の輝きをみんなでよく観察してみました。

いよいよ漆を接着剤として使用して金箔をはりつけます。

まずマスキングシールやテープでデザインを考えたあと、漆を薄く薄く刷り込みます。

 

金箔を貼り付けます。
ひらひらと動く金箔を扱うのはとっても難しいですが、みんなとても丁寧に、慎重に、上手に貼ることができました。

 

 

漆が乾くのを待ち、講師で仕上げの作業を行いました。
細かいところを少しだけ整えて、金箔の上にもう一層漆を摺り込みました。

 

 

 

豪華なブローチの完成です!
伝統的な日本の文化に触れる貴重な機会となりましたね。

 

小川恵