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芸大美大受験科 2026.05.03

芸大美大美術系高校受験科では、
先日、大型静物課題に取り組みました。
普段の入試対策課題とは少し趣向を変え、今回は
「頭をほぐして、自分なりの解釈で自由に取り組むこと」をテーマに設定。
画材や表現方法もあえて制限せず、自由度の高い制作となりました。
教室いっぱいに組まれた大きなモチーフを前に、
最初は戸惑いながらも、徐々にそれぞれの視点や興味が動き出していきます。
いつもは鉛筆やアクリル絵具中心で描いている生徒が、
思い切って別の画材に挑戦してみたり、
描写だけでなく構成や色面で表現してみたり。
普段とは違うアプローチに踏み出したことで、
新しい表現の手応えを掴んだ生徒も多く見られました。
受験対策では、どうしても「正解」に寄せていく力が求められますが、
こうした課題は、
自分の感覚を広げること・表現の幅を育てることに大きくつながります。
一見遠回りのようでいて、この経験が、
最終的には入試課題に対する対応力や発想力として返ってきます。
受験は通過点。 その先の制作につながる力を育てるために、
これからもこうした挑戦を大切にしていきたいと思います。
小川恵 芸大美大美術系高校受験科担当









