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アトリエぱおとはBlog

イラスト:リンゴ

イラスト:絵具と人物

プチクラスキッズクラス・ジュニアクラス 2026.09.16

今しかない子どもの時間

こんにちは。こどもクラス主任講師の浅原です。 今日は、こどもの絵を額縁に入れることについて、少しお話しさせてください。 特に、今年はじめて展覧会に参加されるご家庭に、ぜひ読んでいただきたいと思っています。

私自身、息子(25歳)と娘(21歳)がぱおっ子でした。

ですから、「先生」としてだけでなく、一人の「親」としての経験も交えてお話しします。

アトリエぱおの展覧会では、平面作品(絵)を額装して展示します。 額縁に入れることで、作品がより美しく見えるだけでなく、

大切な絵を守り、これから先も長く飾ることができます。 展覧会場の白い壁、高い天井、きれいな照明の中に額装された作品を見ると、

「これがうちの子の絵?」と思うほど、素敵に見えることがあります。 そして展覧会が終わったら、その絵はご家庭に持ち帰り、ぜひ飾ってください。

私は、こどもの絵を額装することには、もう一つ、とても大切な意味があると思っています。 それは、「今のお子様」を残すことです。 3歳の子には3歳の絵があります。 5歳には5歳の絵、10歳には10歳の絵があります。 3歳の子が描いた絵は、どんなに時間が経っても、もう二度と描くことはできません。 子どもが成長するように、絵も少しずつ変わっていきます。 写真は、身長が伸びたことや、顔つきが変わったことなど、外側の成長を残してくれます。 でも絵には、写真では残せないものがあります。

その頃、何を見て、何を感じて、何を考えていたのか。

たどたどしい線や、思い切った色づかい、今では描かなくなったモチーフ。 そこには、その時の「その子」が残っています。 そして5年後、10年後にその絵を見たとき、きっと絵だけではなく、

その頃の家族の時間まで思い出すのではないでしょうか。

「この頃、毎週ぱおに通っていたな」 「この絵を描いたとき、こんなことを言っていたな」 そんな記憶が、絵と一緒によみがえってくる。 今は何気なく見ている一枚の絵が、何年か後には、

かけがえのない宝物になっているかもしれません。

私も息子と娘がぱおに通っていたので、毎年秋になると、

新しい作品が家に増えていくのを楽しみにしていました。 そして二人がそれぞれ自分の進路を見つけ、秋になっても新しい絵が増えなくなったとき、

私はとても寂しく感じました。 そのとき初めて、 「毎年、新しい絵が増えていくって、なんて幸せなことだったんだろう」 と思ったのを覚えています。

「こどもの絵に額縁なんて必要なの?」 そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。 でも私は、こどもの絵だからこそ、額装して残してほしいと思っています。

今のお子様は、今しかいません。 今しか描けない絵も、今しかありません。 今年はじめて展覧会に参加される皆さまも、ぜひ想像してみてください。 何年か後、家の壁に、毎年の展覧会の絵が並んでいる光景を。 その一枚一枚が、お子様の成長と、ご家族が一緒に過ごしてきた時間の記録になっているはずです。

絵を額装することは、作品を飾るだけではなく、 「今しかない子どもの時間」を未来に残すことなのだと思います。

 

浅原裕貴 子どもクラス主任