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芸大美大受験科 2026.11.05
石膏デッサンレクチャー~木炭で捉える形と空間~

石膏デッサンレクチャーを行いました!
~木炭で捉える形と空間~
芸大美大受験科では総合型選抜の試験も進み、いよいよ本格的な受験シーズンが近づいてきました。 受験生たちの制作にも、これまで以上に熱が入る時期です。 そんな中、受験科で石膏デッサンのレクチャーを行いました。
今回のテーマは「木炭による石膏デッサンの進め方」です。 木炭デッサンでは、ただ目の前の形を正確に写し取るだけでなく、
ものを立体として捉え、空間の中に存在する形として表現することがとても重要になります。 その根底にあるのが、西洋美術における立体や空間の捉え方です。
たとえば、石膏像の輪郭を描くとき。 目に見える外側の線をそのままなぞるだけでは、形が平面的になってしまいます。 大切なのは、輪郭を単なる「線」として捉えないこと。
輪郭とは、立体が奥へと回り込み、こちらから見えなくなっていく部分の境目です。 その輪郭の向こう側にも形が続いていることを意識しながら観察することで、
石膏像の持つ厚みや量感、空間的な広がりを表現できるようになります。

また、今回のレクチャーでは、形を取るときの心構えについてもお話ししました。 「最初から完璧な形を取ろうとしなくていい」 デッサンは、一度で正解の形を描くものではありません。 まずは大きく形を捉え、よく観察する。そして、違っていると気づいたら修正する。
描いて、見比べて、考えて、直す。 この繰り返しこそが、デッサンの大切な過程です。
間違えることを恐れて慎重になりすぎるよりも、
積極的に手を動かし、何度も観察しながら形を探っていくことが大切です。
木炭は、描いたり消したりを繰り返しながら、形や明暗を柔軟に探ることができる画材です。
その特性を生かして、画面全体を大きく捉えながら描き進めてほしいと思います。
受験が近づくと、どうしても完成度や結果を意識しがちですが、
こうした基礎的な考え方を改めて確認することも、とても重要です。
よく見ること。考えること。そして、何度でも修正すること。 一枚一枚のデッサンを通して観察力と表現力を磨き、
入試本番でも自分の力を発揮できるよう、これからも制作を積み重ねていきましょう!

受験科講師 青山仁久









