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ピアノクラス 2014.11.30
ピアノレッスン日記 連弾の巻 その4
アメリカの作曲家 ルロイ・アンダーソンの名曲「そりすべり」
クリスマスシーズンの定番曲として街中に流れ始めましたね。
スレイベル(すずがたくさんくっついていて、ゴージャスに鈴の音が聞こえてくる楽器)
ウッドブロック(音の高さの違う2つの木魚を鳴らす、ような楽器。時計の音の効果音や、馬車や馬が走る様子の表現にぴったり)
ルーテ(鞭) などいろんな打楽器が出てくる、とても楽しい曲。
ピアノ連弾用に編曲された「そりすべり」を生徒さんと二人で軽快に演奏していたら、
主メロディが2回目に出てくるところで、パートナーが「うゎお!」
その驚きが、嬉しかったなぁ。
主メロディの1回目と2回目はほぼ同じなのですが、私が演奏する下の伴奏パートの左手が少し異なります。
一部分が、単音(ひとつの音)から、その1オクターブ下の音の2つの音になっている。
つまり低音がところどころ増えるというそのわずかな違いだけで世界がぐ~んと広がり、まるで、目の前にゲレンデが広がりそりで遊んでいる子どもたちがどんどん増えて、たくさんの子どもたち・おとなたちがみんなで楽しんでいるような表現になっている。
それを体感した生徒さんの「うゎお!」
「編曲者ってすごいねぇ」と生徒さんは感心していましたが、それを感じたキミも、すごい。
演奏する人もそれを聴く人も、音楽から情景を想像し、楽しいとか寂しいとか心の動きを感じてほしい。
1月のピアノクラス発表会を、そういう会にしたいです!
ピアノクラス 溝尻雅子