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キッズクラス・ジュニアクラス 2025.03.06
「粘土洞窟(抽象粘土彫刻)」安芸教室こどもクラス

こんにちは。安芸教室担当講師の浅原です。
今日は安芸教室での「粘土洞窟(抽象粘土彫刻)」レッスンの紹介です。
2025年のアトリエぱおこどもクラスは、抽象表現作品にたくさん取り組んでいます。
今回のプログラムはその第4弾です。
まずはウォーミングアップ。
大きな粘土の塊を掌の上に乗せ、目を閉じて触覚だけを頼りに作ります。
人間には五感がありますが、知覚の割合は、視覚が83%、聴覚が11%、嗅覚が3.5%、触覚が1.5%、味覚が1%と言われています。
つまりほとんど目で見た情報なのです。
そこで目を閉じることで83%の知覚が失われる代わりに他の感覚が鋭敏になります。
指先で触れる感覚だけを頼りに制作します。
穴を開けたり、摘んだり、凹ませたり、押し付けたり…
はじめは不安げに作り始めますが、作業を進めるうちに触覚はどんどんと鋭敏になり、見えなくても何を作っているのかがだいたいわかるようになっていきます。
そのタイミングで聴覚にも刺激を加えます。
音楽を流してみます。
流すのはポップスなどではなく、民族音楽、たとえばインドネシアのガムランや、シタールの音色が特徴的なインド音楽など。それから現代音楽なんかもいいですね。
イメージが膨らむ抽象的な音楽がいいです。
曲を変えると、作っている作品がガラッと変わるのがおもしろいところです。
そして本番は数人のグループになって大きな作品を作ります。
ひとりで作るのではなく数人で作ることで、自分が思ってもみなかった作品に仕上がっていきます。
完成した作品にはみんなで話し合ってタイトルをつけます。
さすがに抽象作品制作も4回めともなれば、もうみんなお手のもの。
どのように言語化すれば作品の意味やテーマが伝わるのか。しっかり考えてタイトルもつけられてます。
ぜひタイトルも読んでみてください。納得できますから。
この春の安芸教室木曜クラス開校を記念して、安芸教室作品展を開催します。
JR海田市駅徒歩3分の安芸区民文化センター1階ギャラリーにて、
3月19日〜23日まで開催です。
園児さんから大人まで、約100点が展示されます。
ぜひお越しください。
浅原裕貴