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やすこ先生の、子育てのヒントプチクラスキッズクラス・ジュニアクラス 2020.08.29
『いつもの言葉 見守るこころ。』
こどもたちにかける言葉 気を付けていても つい、
「はやくはやく」「まだ?」「ダメじゃない!」って
追い立てるような いやな言葉を口にしていませんか。
褒めなくちゃ、と頭ではわかっていても、思わず
大声をあげて こどもを追いこんでしまいがちです。
おうちにいるとお母さんは ルールや約束事を決めて、
こどもの安全な生活を守らなければなりませんね。
その責任感が 時としてきつい言葉となって、
こどもに向けられても仕方のないことかもしれません。
せめて こどもが好きなことをしている時は
その姿を認め、励ます言葉をかけていきたいですね。
絵を描いたり、本を読んだり、習ってきた歌を口ずさんだり
のびのびと自由に過ごせる時間を、取っていますか。
でもその時 あなたが上手下手を決めてしまっては
せっかくの楽しい時間が 台無しになってしまいます。
むしろ 今日も楽しそうにしている姿を
そばで見ることができたと あなたが喜ぶことで
お互いに幸せな時間を、共有できるのではないでしょうか。
この夏 アトリエぱおのサマースクールに参加したこども達。
いつもと違う教室で、新しい講師との出会いもありました。
ちょっと緊張したかもしれませんが その中で
普段のレッスンでも聞いていた、講師からの言葉を
こども達は耳にしながら、いつのまにか いつも通りに、
楽しそうに 熱心に制作にとりくみました。
例えば「筆の先に少し水をつけてから絵具をつけてみよう」
の声掛けに、こども達は迷いなく すっとその動作をとり、
のびやかな線を描いていきました。
また、「説明は先に進めるけど、時間はちゃんとあるから、
慌てないで今の続きから始めてね」と講師が話せば、
みんな安心した表情で 集中して精一杯頑張りました。
その姿をそばで見ることができて 講師も幸せを感じます。
頑張ったね、今日も楽しかったねと、言葉が生まれます。
はじめてぱおのレッスンに参加したこども達。
はじめての教室。はじめての道具。もっともっと緊張したかもしれませんね。
絵を描いたり工作をしたり 大好きなことを 楽しめましたか?
いまこどもたちは 制約の多い生活を送っています。
マスク、手洗い、人との距離。
見えにくいものに怯えて
日々を慎重に過ごさなければと、感じていると思います。
あなたの いつも見守っているよ、頑張っているね、
という気持ちが言葉となって こどもに届いていけば
日々安心した気持ちで過ごし、やる気も湧いてきます。
こども達が のびのびと過ごせるような言葉がけを
ちょっと心掛けてみませんか。
畠山 泰子