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やすこ先生の、子育てのヒント 2021.09.30
『夢を語り合おう。』
『夢を語り合おう。』
こどもに「大きくなったら なにになりたいかな?」
「どんなことをやってみたいの?」と、
聞くことは簡単ですが、生まれて数年の彼らにとっては
近い未来の夢は言葉にできるけれど、
大人になった自分を想像するのはなかなか難しいようです。
昨日はこんな風になりたいと 話していたことが
明日は別のものになっているかも知れません。
それでもおおいに夢を語ってもらいませんか。
こども時代にたくさんの夢を抱き 明日を楽しみに生きる
そのことが 現実を生き抜いていくための
なによりも大きな力になるのですから。
彼らは、今 このコロナ禍を生きています。
芋ほり遠足、中止になっちゃった。
お泊り保育、できなかった、など
お友達と楽しみにしていたことが中止になっています。
でも こどもはちゃんと その現実を受け入れ、
「だってコロナだからねえ」と明るく話してくれます。
自分たちではどうしようもないこの現実を
かれらなりに理解して受け入れている、
率直なことばだなあ、えらいな、と思います。
この長い自粛の時間を辛く思い 嘆き、
ストレスを抱えがちな大人に対して
嘆いてもしかたないよと、
こども達は明るく教えてくれている気がします。
どんなに行動が制限されても、
自由に夢を持ち、想像することは
誰にも制限されてはならない 大切なことです。
彼らがいつか やってみたいな、行ってみたいな、と
願っていることに 耳を傾けてみませんか。
そしてその言葉をそのまま、受け止めましょう。
「そうなんだね、そうなるといいね。」
それが 実際に可能かどうか、そのことが問題ではありません。
夢や希望をもち、いつかきっと と願う心こそ、
今を生きるこども達が明日へと一歩踏み出すための
原動力になっていくのですから。
アトリエぱおにも 夢がたくさん詰まっています。
近い未来の夢で というと、
11月末から予定されている作品展、
『アトリエぱおの仲間たち展』が、無事に開催でき、
みなさんが 喜んでその会場に来てくださることです。
コロナ禍で どのようにすれば実現可能か、
こども達の作品がぎゅうぎゅうに集結した会場で
皆さんを笑顔でお迎えできることを夢見ながら、
スタッフ一同 日々語り合っています。
こどもの夢を聞いているうちに
あなた自身が子どものころに抱いた夢を
思い出すかもしれませんね。
どうか こどもと一緒に
夢を語り合う時間をたいせつに。
畠山 泰子