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やすこ先生の、子育てのヒントプチクラスキッズクラス・ジュニアクラス 2023.04.28
大型連休に、本を読みませんか
まもなく、大型連休~ゴールデンウィーク~ですね。
みなさんはどのように過ごされますか?
親子で、ゆっくりと書物に親しむのもいいかもしれませんよ。
おすすめの本をご紹介しますね。
プチ世代=園児さん=のみなさんにはスタイグの『歯いしゃのチュー先生』と、続編の『ねずみの歯いしゃさんアフリカへいく』をおすすめします。
『歯いしゃのチュー先生』は、ネズミの歯医者さん夫妻が怖いキツネの虫歯を治すのに命がけで挑むのがおかしくも頼もしいお話。
その続編では、アフリカのゾウからの治療依頼を受けて旅に出ますが、簡単には治せなくて大変!
シリーズを連休中にゆっくり楽しむのにちょうどいいですよ。
歯いしゃのチュー先生
ウィリアム・スタイグ作・絵/内海まお訳
評論社
『ねずみの歯いしゃさんアフリカへいく』
ウィリアム・スタイグ作/木原涼訳
セーラー出版
キッズ世代=小学校低学年=のみなさんには『ナルニア国の住人たち』
ナルニア国シリーズは『ライオンと魔女』などたくさんの連作による物語で、児童文学の中でも多くの国で読まれている作品です。
そのガイドとなるのがこの絵本です。
物語の登場人物を図鑑のように知ることができるので、長編物語を読むのがまだ難しい年齢でも、親子でこの絵本を通して物語に入っていき、その知識をもとにナルニア国シリーズを手にしていけると思います。
『ナルニア国の住人たち』
C.S.ルイス原作 ポーリン・べインズ絵
岩波書店
ジュニア世代=小学校高学年=のみなさんには『ギルガメシュ王の戦い』
「ギルガメシュ王」は3部作ですが、第2巻にあたる「ギルガメシュ王の戦い」がおすすめです。
ギルガメシュ王と親友エンキドウの友情も絡まって素晴らしい古代の物語です。
この第2巻を入口に、人類史最古の物語を、親子でぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか。
『ギルガメシュ王のたたかい』
ルドミラ・ゼーマン文・絵 松野正子訳
岩波書店
畠山泰子